ロシアの上院が8日、外国NGOのロシアでの活動を禁止するよう検察、外務省等に求める請願を全会一致で可決。
MOSCOW, July 8. /TASS/. Russia’s upper house of parliament adopted on Wednesday a petition to the Prosecutor General’s Office, the Foreign and Justice Ministry asking them to consider the patriotic stop list of foreign NGOs for possibly including them to the list of undesirable organizations.
http://tass.ru/en/russia/806850
これらの外国資金によるNGOは12団体あって、その中には、
ソロス・ファンデーション
National Endownment for Democracy
MacArthur Foundation
Freedom House
East European Democratic Center
が含まれる、と。
いやぁ、メジャーなところがついにロシア国内で禁止になるのかぁ、感慨深いとか言いたいけど、なんで今頃なんだというのが誰ものが不思議に思うところなんですよね。これはもう、アメリカ人たちが何年も前から言ってる。
このへんで書いた通り。
アメリカ製コミンテルンを連れ戻せ
ウクライナ危機が起こってからも、アメリカ人の、例えばパット・ブキャナンとかPCRとかが何度も言及していた。考えてみろと、ロシア政府が金出してることが丸わかりな団体がワシントンで活動してて、しかもそこが国内で体制をひっくり返そうとしていることが明白だったら、俺ら（アメリカ）はどうするんだ、と。
だから、ロシア政府は直ちにそいつらを活動禁止しろー、だったわけだけど、ロシア政府は他の理由でいやがらせとかしてはいるんじゃないかと思うけど（すんません、間違ってたら）、禁止措置は取られてないんだよね。
まぁ泳がせてるとも言うんだろうし、そもそも、ウクライナ危機以来もうロシアではアメリカの評判がガラガラと音を立てて崩れ落ち、それに伴いアメリカ的な、またはthe West の価値ややり方に進むことがロシアにとっても良いのだ、とか言っていた人たちは、既に信用度ゼロになってしまっているので、これらいわゆるリベラル勢は放置され、単純に侮蔑の対象になっていたともいえる。だから、自ら崩れ落ちるまで待っていたのか、などとも思える。
逆に、禁止措置をロシア政府が取ったら、ああやっぱりロシアは強権的だ（いやそうなんだが ^^;）に燃料を与えることになるしね。国民が賢くなって、おいしいセリフに見向きもしなくなるまで待った、その方向に誘導していた、という感じか。
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