いやいやいやしかし、この図って笑った後、どうしてこうなったのかを考えるとひやりとするといった趣。
安倍晋三首相、田園風景で第一声 今回も福島から選挙戦スタート
http://www.sankei.com/politics/news/171010/plt1710100134-n1.html
安倍晋三首相(自民党総裁)は10日午前、福島市佐原の「踊る小馬亭向かい広場」で選挙戦をスタート。田園風景の中で福島1区の候補者への支持を訴えた。
ということなんだが、福島の駅前とか郡山の駅前など大きな駅の周辺とか商店街といった、常時人がたくさんいるようなところではなく、田んぼの中で訴えるって何それ???でしょう。福島も郡山も新幹線も在来線もある大きな駅だし、郡山は四方に乗り換え口になるからか、いつ行っても朝も晩も人が多かった印象。そこをパスしてわざわざ田んぼに行ったわけね。
しかもネット情報によれば、田んぼに集められたのは自民党の党員の人たちで出入りは厳重チェックだったそうだ。しかし、だとしたらこの演説って何?
まぁテレビ用というのは一つだが、この絵は果たして素晴らしいのだろうか?
たいていの候補者さんは、1人でも多くの人に直接聞いてもらいたいと思うから、人が集まりやすい、もしくは常時人がいるところで演説する。衆議院議員というのはイギリス式にいえばコモナー(庶民)の議員だから猶更それこそ一人ひとりに訴えるのが基本だってところもありますね。しかし、安倍ちゃんは違うらしい。
野次が怖かったからというのがその最大の理由ではあるんだろうが、しかしだ、やっぱりここで考えてしまう。
国難の野次が飛んだのは東京西部の確か国立あたりだったと思うけど、あのサイズの駅前でやるから野次の声が届くという言い方もできるのではないのか。
例えば、新宿とか池袋といった演説会場として定番のドでかい観衆が見込める(動員を含める含めないにかかわらず)、それ自体としてやかましい場所だったら、野次があろうがそれ以上の音量で話し続けることも可能ではないのだろうか?
と考えてくると、これは、野次がそのグループに留まらず、聴衆に伝播してしまう、そうだそうだ~、になっちゃて、安倍ヤメロの大合唱が誘発されて、チャウシェスク呆然とするみたいな光景が出現することを恐れたのではないのか、など推論できそう。
実際それはまったく可能性がないわけではない。
だから、絶対安全圏の田んぼだったということか。
また、小泉の時のように、熱に浮かされたような人の参集も見込めないとハナから踏んでるとも言える。
いやいやしかし、ここまでビビった首相はかつていなかったのではなかろうか? 戦後初というより近世政治史上初ではなかろうか?
直前のこれと通底するものがありますね。いやほんと、ネタの尽きない人だ。
自然なわけはないガラガラ安倍演説
■ オマケ
証拠写真として、福島民友の記事をキャプチャしたので貼っておく。
http://www.minyu-net.com/news/election2017/FM20171011-211060.php
そうなんですよ。安倍ちゃん側が既にチャウシェスクを恐れているわけなんですよ、この決定は。よほど怖い人たちに睨まれている or 仕掛けられていると理解しているんでしょうね。
面白い。
軍産の妨害で延期になったけど、韓国軍の統一指揮権も本当は2015年に返還される予定であったわけでしょう。そう考えると、安倍ちゃんがあれだけ必死こいて集団的自衛権の行使容認をねじ込んできたのは、朝鮮半島が整理される前に既成事実を確定させるため?
そして、今は抵抗勢力を排除している段階?
韓国の場合は朝鮮戦争で指揮権が暴露されたけど、日本は密約で見えない状態になってるからどうなるんでしょうかね。
日本の場合の方が隠れいていたことが多いから、そんなことするぐらいなら現状を未来永劫確定させるぞ、と思っている人たちが、軍産というより日本(もしくはその関係者)に多いってことかもしれない、ってことではないでしょうかね。アメリカがというより、軍産というより、日本(の一部)が、圧倒的に不合理だと思う。