政府は本当にTPPを通すつもりらしい。
苫米地さんが精力的にいろいろ行動されていてyoutubeで何度か見たけど、このタイトルがまさに事態を言い表していると思う。国家の壁を超えたグローバル企業、グローバル資本が好きなようにターゲットを攻撃する、という制度なんだよね、これ。
TPP解説「苫米地英人」国家を企業が支配する時代に
へんな言い方だけど、これって要するにグローバリスト側の、ターゲット国への飛行禁止区域設定みたいなものだと思えばいいんじゃなかろうか。non fly zoneってやつね。
相手側の制空権を奪う、という行為です。はい。だからターゲット国に残された道は、よほどの幸運に見舞われない限り、従うか空爆されるかしかなくなるということ。亡国への一里塚みたいなもの。
こういう条約を自由貿易か何かに関係があるように触れ回るのは、あれだ、ウクライナあたりで、NATOに入ると自分たちのステータスがあがって、ドイツ人みたいな生活ができるようになるかのような錯覚をいだかせるよう行為していた人たちと同じ。
5年前、中野 剛志さんがTPP亡国論という本を出されていたけど、まさにこのタイトルがぴったりの話。
中野さんや西部さんは、事の本質を理解していた。が、勢力にはならなかった。むしろ、安倍政権の、安倍政権は保守政権なのだ、という雰囲気作りに利用されたことが残念でしたね。
で、振り返って思うのは、5年前の時点で、野党もくそもなく、TPP反対の陣営を築けなかったことが重大だったなぁと思う。
そして、考えてみると、中国脅威論もこの文脈で考えると、アメリカに従うしか道はないのだと思わせるためのあい路づくりだったかもなぁとかも思う。
アメリカも批准できないTPP協定の内容は、こうだった! | |
山田 正彦 | |
サイゾー |
TPP亡国論 (集英社新書) | |
中野 剛志 | |
集英社 |