ふと目に入ったのだが、このあからさまな嘘が非常に気になるのでクリップ。
トランプ氏就任で親ロ派攻勢か=ウクライナ東部の戦闘激化
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017020100504&g=int
今更いうまでもありませんが、ウクライナの現在のキエフ政権というのは、オバマが焚き付けたクーデターによって出来たものですので、クリントンが負けて以来、どうしよう、背中が寒い、という状況。
だから、黙ってればそっちが混乱すると理解できるいわゆる親ロシア側(東の方、ドンバス側)が自分から仕掛ける意味がない。
今日始まったわけじゃなくて最近ずっとおかしなことが続いていて、ドイツなんかもキエフを批判していた。といってもドイツは状況に応じて黄色とも青ともいう、という渾身の不誠実政策を取っているのでここの言説を頼りにするのは敗北への道でしょう。
Berlin blames Kiev for deteriorating situation in Donbass — media
January 31, 19:38 UTC+3
ただ、メルケルあたりのイデオロギー的な勢力以外の足元のドイツ、つまり実業界、一般人といったところはいい加減もうロシアに制裁を課して、ロシアの悪口をいうばかりの政権に不信感を持ってるって感じですね。それはフランスも同様で、こっちは既にメジャーな大統領候補者がみんなロシアとの関係改善を訴えている状況。
そのためには、フランスとドイツはいわゆるミンスク合意でウクライナをなんとかした方がいいだろうな・・・となっているわけで、ということでますますキエフ政権に味方がいない。
という状況で、時事が嘘ニュースを持ってくるということは、世界のメディアネットワークを仕切ってるところは、また何かやらかすつもりがあるらしい、と思っていた方がいいのかも。
■ 英海軍、ウクライナに駆逐艦を出す
それかあらぬか、現在、イギリス海軍が駆逐艦1隻を黒海に出して、ロシアに断固とした態度を見せてやると息巻いている。まだ到着してないけど。
Former Queen of Seas': What is Behind UK Decision to Send Destroyer to Ukraine
https://sputniknews.com/europe/201701301050155885-uk-black-sea-
destroyer/
英デイリーメールにもっと詳しい記事がある。いっぱい写真が出てて楽しいかも。
HMS Putin Hunter: For the first time since the Cold War Theresa May
sends Royal Navy warship to Black Sea after warning we must stand up to
Russia
で、この中で、英の国防大臣ファロンが、デイリーメールの取材に対して、
自由と民主主義の価値は取引されるようなものではない。イギリスは世界ステージに乗り出し、ウクライナの友人たちと共に断固たる態度を取る。
UKは、全世界の民主主義の擁護に尽力しており、また、ウクライナの主権、独立、領土的一体性を支援しているのだという明確なメッセージを送っている。
とかなんとか、要するにあのクーデターの頃イギリスの外相あたりが言っていたようなことを再度言っているようだ。
なんというか、率直に言って、ウクライナのあの騒動というのは、米国務省のヌーランドが責任者だとしても、現場の実行部隊はやっぱりイギリス、ドイツを含むNATO諸国でしょう。
ここが、各国のシビリアンコントロールを受けずに、一つの独立主体になっちゃってる、いってみれば関東軍になっているというのが非常に問題だとは何度も書いた通り。
で、まぁ誰が考えても、セバストポリのあるクリミア半島のある黒海に、駆逐艦一隻で出かけて何をする気なんだよ、なわけで、デーリーメールもその他ロシア草の根のサイトでも、イギリスの人たちが何なんだこれはと呆れるやら困惑するやらといったところ。ドラマクィーンかよ、みたいな。
で、これは一体何なのか。
これはひょっとしてウクライナで騒乱を起こすための準備を運んでいたところを見つかってしまった、メディアに出ちゃった、取材されたのでファロンは公式声明みたいなことを言った、という話である可能性もあるのではなかろうか。
だって、まぁどれだけ高性能だとしても駆逐艦1隻を出すという行動を、ファロンの言う通り、我が国はクリアなメッセージを送っている、と取るのは無理がある。
まぁ、横断幕でも掲げながら航行するとかいうのだったらメッセージを送るといってもいいけど(笑)
おかしいでしょいくらなんでも。だから船に乗っていると言われている特殊部隊60名の輸送こそまさに任務なのでは? あと装備品持たせてるから船なんでしょう、とも思う。
そして、これを報道しているのが、スプートニク、デイリーメール、The Sunぐらいしかない、いわゆるリベラルメディアがないというのも怪しい。デイリーメールはファロンに取材しているわけだから、フェイクニュースではなさそう。
と、思い出すのは昨年秋頃だったかの事件にならない妙な展開。
モンテネグロで、何かのパレードをしている中に米兵が入ってきて、それを現地民が止めて小さな騒ぎになった。なんだかへんな話だったが大きな話にはなりようがない悶着で終わった。
しかし、その頃、その数日前だったかに、イギリスのなんだったか種類は忘れたけど軍艦がジブラルダル海峡を通る際、スペインがいやがらせをして小さいが確実に事件化して報道された。これは、この軍艦はモンテネグロのおかしな動きと関係があったのではないのか、という噂があった。ということはスペインは騒乱阻止の方にいるわけで、それってどうなの、みたいな。
総じていえば、ついにアメリカに上陸した「カラー革命」だけでなく、なんてかもうあちこちで火をつけまわってる人たちがいると考えておくべきでしょう。
「カラー革命」推進派を含めて、なんてかグローバル放火魔が走り回ってるという趣。
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黒海の英海軍駆逐艦の行動の目的ですが、ウクライナの現政権樹立時の暴力革命を実行した米英蘭などの西側の軍事工作員達を救出する目的とみて間違いないのでは無いでしょうか?駆逐艦1隻では軍事行動は無理ですし威嚇能力もありません。無論、救出時に親ロシア勢力に妨害される危険もあるので、それを阻止するために60人の特殊部隊も載せているということでしょう。
かつてベトナム戦争(私は、太平洋戦争・朝鮮戦争に続く大東亜共栄圏と西洋の戦いであり第三次大東亜戦争と呼ぶべきと考えています)で米国が敗北した時、首都サイゴンから米軍関係者がヘリコプターで多数脱出しました。今ウクライナで同じことが起きようとしています。キエフから脱出した西側軍事工作員をヘリコプターや小型の船舶などでオデッサ近辺の海岸地帯から駆逐艦に脱出させる計画と想像します。
無論ロシアやトルコもそれは十分承知しており、帰路にボスポラス・ダーダルネス海峡あたりでロシアとトルコの両国が協力して英駆逐艦を拿捕して関係者を全員逮捕するというようなこともありうるかもしれません。
さて、イギリスの奇妙な行動の話ですが、まだ脱出ってことはないのでは?
さらに、西側はウクライナどころかバルト三国まで万弁なく軍を入れてますから、脱出経路には困らない。まったく。
だから、むしろ同盟国にも内緒で何かしようとしている、という話ならわからないでもない、ってところかもしれないです。
今後もウォッチしたいと思います。
(この番組の17分過ぎから)
ウクライナに栄光あれ!
英雄達に栄光!
民族に栄光!
敵に死を!
今日は皆さんと現在におけるウクライナの敵とは何か、愛国主義とは何かについて話し合いたいと思います。何よりも先ず大事なのは、ルソフォビアとは何かということです。この新聞の中にある主要なテーゼ、即ち一目瞭然の事ながら、何故ロシア人、この民族は絶滅の運命にあるのか、アル中で路上生活者で薬物中毒者であり、人間以下の存在であることが良く分かります。
<女生徒から質問>
私はロシア人で、パパもママもロシア人なのですが、どうすれば良いのですか。
君はロシア人としてのアイデンティティーを単純に捨てるべきで、その為にはウクライナ語を習得し、祖国ウクライナの愛国者になるよう努力しなさい。それから君の中のロシアに関する道徳的信念とか理想とかを全て捨てなさい。
それから番組ではある新聞の1面を紹介しています。
「パパ、ロシア人を殺してね」
書いてくださってありがとうございます。
そうらしいことはロシアものの中で読んでいますが、なんというか、もう常軌を逸してる。
そしてこの異常な人々を西側は懸命に支援しているわけです。よくぞここまで不埒になれるものだというところ。
呆れてるため書きたくないんですけど、でも書かないと知られないですから、私もたまには頑張ろうと思います。ありがとうございました。