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意味などないがファッショ化だけは進むらしい

2020-03-05 16:58:07 | アジア情勢複雑怪奇

去年の11月に、

ファシズムとの戦い変じてファシズム内左右となる

などと書いて、戦後の様子をおさらいし、翌月12月のイギリスを見て

ソフトファシストレジームの完成

などと書いたけど、いやほんと、現在の日本、イギリス、アメリカなどの西側体制ってソフトファシズムへの道をひた走ってるんだなぁ~って感じがひとしお。

 

日本では、なにしろ緊急事態、緊急事態と拘ってるおバカちゃんたちが政権を握ってる。

この騒ぎが起こって間もない2月に、

ではなんでこんな混乱を放置したのか。それはこの混乱を、近く、憲法改正、緊急事態対応策の必要性などといったテーマに利用しようとした悪しき輩がいるということなのではなかろうか。

アメリカやロシアを見たらいい、あの人たちは軍の防疫ユニットが出てきてる、ああいうことが日本ではできないんですよ、左翼が憲法改正を阻止しているから。悔しいじゃないですか、みなさん!

緊急事態は起こり得るです。それをあのお花畑の左翼が理解しようとしない。このままでは日本は沈没ですよ。今こそ憲法改正を!

といった感じ。

それに対して、法律学者は前から、日本の法体系には各種の緊急事態に対応できる法は整備されている。それを使えばいいだけだ、と主張していた。

だから、使わなかった、日本にあるものをフル活用といった態度を取らなかったということではないのかと想像する。

検疫法の適用を今更決定している模様

 

と書いたその通りのことが起きてる模様で、

「緊急事態宣言」可能にする法改正 来週中にも成立の見通し

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200305/k10012314841000.html

安倍総理大臣は4日夜、野党5党の党首らと個別に会談し、新型コロナウイルスのさらなる感染拡大に備え総理大臣が「緊急事態宣言」を行い、自治体による外出の自粛や学校の休校などの要請や指示を可能にする法改正に協力を呼びかけました。

 

だそうです。

これは別に新型ウィルスとは本質的には関係がないと思うな。要するに統制したい、ひたすら自分たちの言うことを誰にも文句を言わせず通したいという一定の支配層の欲望の現れでしょう。

イギリスに、通称「Dノーティス」と呼ばれる、安全保障の危機に際してメディアに協力を求めるし悔いがある。安全保障を理由に、書くな、と言える仕組み。

DSMA-Notice

こういうのって、本当に危機が訪れた時には、有用だと誰しも思う。敵軍が来て、ガセネタを蒔いてるみたいな時に統制するのは全体にとって有用。

だがしかし、現在の西側は自分が嘘に嘘を重ねて、他国を侵略し、民間人殺しを止められない体制。そこにおいてこんなものを使ったら、要するに、支配層の悪事を一般人は止められないという仕組みに使われる。

2018年に、イギリスで毒ガス騒ぎが作られ、ロシアが犯人だと真剣な騒ぎとなった時の英メディアの様子を見てイギリス人たちが、これはDノーティスが敷かれてるんだな、と言っていたけど、ああいう事態があっても国民にホントのことを知らせないですむわけです。

 

■ ファシズム化してどうするの?

で、現在の様子はホント1930年代あたりを思わせるところがある。何が共通しているのか。それは、さんざん言われたことだけど、経済をどうやってまわしていくかに疑念があるってところでしょう。

1929年大恐慌があった後、後年西側と呼ばれる国々では経済がズタボロになり、他方、株式市場に依存してない経済を作ってたソ連は影響がなく、それどころか五か年計画をやっていたので普通に前向きで、普通に経済基盤が作られていっていた。

一般人にとっては、単に結構なことであるのにすぎない話だが、資本家層にとってはただごとではなかった。そこから、ソ連の恐怖が語られ、何がなんでもソ連を倒すというのが目標化され、ファッショの時代が来る。そこにドイツ帝国こそ永遠なれの懐メロ派とか、そこはホントはイタリアだ、ハンガリーだ、ポーランドだという過去の栄光を持ち出して現在の侵略行動を正当化する向きが加わり、戦争するしかない状態となって、事実それは起こって、多数の人間が死んで話は終わった。

1929年から10年後の1939年、英仏がドイツに宣戦布告して、後の第二次世界大戦に至る道ができた。

2008年から今年で12年。この間に「アラブの春」シリーズでいくつかの国を壊してシリアを壊して、トルコを壊して、中東改作工事をしてその間ロシアを取って、という計画だったように見えるわけだが、上手くいってないようだ。

上手くいかないどころか、やたらに滞在費用だけが嵩んで、ここからどうするのかわけがわからなくなっているやにも見える。

だがその一方で、戦争に対して前のめりのファッショ化シリーズだけは各国で実行されていて、止まらなかった。

つまり、戦っても、新天地を開けるわけでもないのに、各国は恐怖に誘因されたファッショ化された体制だけが残る、というなかなか奇妙な状態にあると言えるんじゃないですかね。

従って、軍事的優位性も失われたし、テクノロジー万般で抜きんでてるというほどではなくなってしまった以上、今般の様子を見てもわかる通り、今後は、ファッショ化された唯一の「メリット」としてメディアの偽報道がシステマチックに可能であることの優位性を基に、偽の騒ぎがこれらファッショ勢(西側)の主たる武器になるんでしょう。そしてそのネタとして生化学が使われる確率が高い、と。

だがしかし、それで一体どこに行こうとしているのかはまったく見えない。

そしてプロパガンダが残った

 

■ ロシア、ウェブ規制

コロナウィルス騒ぎで偽情報が出回りすぎるので、ウェブサイトにアクセス制限をかけるよう検事総長が求め、ロシアのメディア・ウォッチドッグのRoskomnadzorが制限をかけることになりそうだ、ということらしい。

Russian authority demands restricted access to websites posting fake coronavirus news 

https://tass.com/russia/1126763

 

ロシアの統治機構では、検察、保健当局など垂直に命令を出せるオフィスが言い出すと、それを受けて消費者庁、メディア担当ウォッチドックなど一般人の利益を考慮する係りがでばってきて、そこで一拍置いて、国民の反応なども見て、最終的に両者合意で進む、みたいなやり方らしい。

これは、実にソビエトにあった仕組みらしいと最近知った。これはこれでなるほどなと思った。

今後は西側がプロパガンダをこれまで以上に多用するんだろうから、国民の利益を勘案しつつ西側情報(およびスパイ、宗教団体等の組織)を制限していくことが、nationの健全化に役立つ、という話にますますなるでしょう。

 

■ オマケ

日本の政権は今後何をしでかすんだろう、って考えると、この政権のやりたいことは、まずはどうしても軍を外に出したいって話だと思うので、アフガニスタンにでも兵隊を出すという話になるのかなぁと今日頭をよぎったので、書いておきたい。

中村さんは殺されたんだし、ガニはわざわざ天皇の即位式にまで来ていたので、ここにテーマがあると見るべきでしょう。

福ちゃんのことでも思い出しましょう。「福田 アフガニスタン」で検索するといろいろ出てくる。

福田首相が辞任した本当の理由は、自分の首と引き換えに米国の圧力(自衛隊の派遣と巨額の資金提供)を撥ね退けた(ウィキリークスで判明)

https://mapple.hatenadiary.org/entry/20110630/p1

 


 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ローレライ)
2020-03-05 22:32:51
さもしい野党が協力して華族化仲間入り、ナチス手口で大勢翼讃会がてきて行く。
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Unknown (ローレライ)
2020-03-05 18:26:16
分配なき社会主義化中央の強化した古代国家的になる西側諸国の迷走飛行。
返信する

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