Bグループがあぶりされていると考える私としては、国内も割れてるなぁと面白くみてしまうわけだけど、ふと、妙なことが起こっていた。
憲法審査会 全参考人が「安保関連法案は違憲」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150604/k10010102971000.html
この中で、自民党、公明党、次世代の党が推薦した、早稲田大学法学学術院教授の長谷部恭男氏は、「集団的自衛権の行使が許されることは、従来の政府見解の基本的論理の枠内では説明がつかず、法的安定性を大きく揺るがすもので憲法違反だ。自衛隊の海外での活動は、外国軍隊の武力行使と一体化するおそれも極めて強い」と述べました。
民主党が推した小林節先生、維新の党が推薦した笹田栄司先生だけではんく、与党自民党が推薦した長谷部先生がすっきりと、従来の政府見解のフレームワーク内では説明がつかず、今般の法制は憲法違反だと述べているのが、おおお、でしょう。
●資料 3先生方の発言のビデオ
2015年6月4日 衆議院憲法審査会 集団的自衛権の行使は違憲
で、産経はこの事態を「人選ミス」と呼んでいる。
与党参考人が安保法案「違憲」 “人選ミス”で異例の事態 野党「痛快」 憲法審査会
産経新聞 6月4日(木)18時58分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150604-00000538-san-pol
逆によめば、賛成派を2人連れてきたら勝てたのに、って話が想定されているわけで、それってさ～というところもあるにはある。まぁ日本の審査会方式ってかなりのお手盛りで、実はどこも民主的でないとはまぁその言われ続けてきたことではあるけどね。
それはさておき、しかし、なぜこんな「人選ミス」をしたのか。これは、政府ではなくて、自民党の判断だろうか？ 一応、記事によれば、人選は衆議院法制局に一任したとある。
しかし、ここで党としての自民党が完全に関与しないなんてあり得るだろうか？ ひょっとして、幹事長の谷垣さんが黙認したのか？ もちろん尋ねても、私は長谷部先生が立派な先生だと思ってます。先生のご判断について政治家の側があれこれ言うのは、筋違いではないのか、みたいなことを言うだけだろうと思うけど。
なんとなく、自民党内に現在の政府というか内閣周辺の一軍に対して懸念を示しているグループがいるという存在証明第一号なのかも。
ちょっと面白くなってきたかも。
まぁ、そもそも無理な話なわけで、どこまで嘘と詭弁が通じるのかのコンテストをやってるような感じが濃すぎて濃すぎて。アメリカがイラク派兵をねじ込んだ時のことを思い出させるような成り行きだもん。
我が国軍を嘘と詭弁でどこかで戦わせて死なせるという発想そのものがイカレテル。軍にとってももっとも大事なものは大義であり、名誉です。
国軍がわからない保守って何？
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日米開戦の正体――なぜ真珠湾攻撃という道を歩んだのか |
| 孫崎 享 | |
| 祥伝社 |
