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アメリカの日本への一般人信頼度76%・有識者は93%で過去最高値(2013年)(最新)

2013-12-24 02:14:51 | 太平洋情勢乱雑怪奇

 

外務省が2013年12月19日に発表した、アメリカ合衆国における対日世論調査の結果。

こういうデータはどこに着目したかによっていろんな記事が書けるので、なんともお騒がせなものだと思うけど、とりあえず、調査対象母集団においては、一般人の76%・有識者の93%が「日本を信頼できる友邦国である」と認識していることが分かった、という見出しがあり、

http://news.livedoor.com/article/detail/8366434/

一方で、連帯感薄れ?米、アジア最重視は中国日本2位

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131219-OYT1T01006.htm

もあった。

見出しから外れて、自分で外務省のデータを見たのでちょっとメモ。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_000456.html

 

いろいろまぁ細かいアンケートだけど、グラフの中にあったものでちょっと興味をひかれるのは、アジアにおける米国のパートナーの推移。上の読売新聞さんと同じく興味を持ったけど、読売さんの書き方だと今回特別チャイナに抜かれたみたいにも見えるんだけど、そういうものではない。

1975年から1980年代真ん中ぐらいまでは、日本とチャイナはどっこい。で、最近またチャイナが増えてきてる、と。赤がチャイナ、青が日本。

そして、ロシアという回答が一定数ずっといて、最近少なくなってもはやいなくなった、と。

この傾向は、一般人ではちょっと違う。一般人では2005年になるまでチャイナの比率は大きくない。1990年代から数年はロシアの比率が大きい。

ロシアというのが意外だった。私はこの手の調査を見たことがなかったんだろうか? 忘れてるんだろうか? わかんないけど。アジアだよ、アジア。有識者ならわかるけど一般人でこうというのは、ほ~という感じ。

アメリカ人というのは、つまるところ強い奴と組みたいってのが根底にあるというのは理由の一つだろうなぁ。支配できる強さがない奴と組んでどうするよ、みたいな。チャイナは、だってほら、第二次世界大戦で中国共産党を応援したも同然ってな感じで戦ったアメリカであらばこそ、チャイナをがっちり固めることこそアジア支配という考えをずっと持ってるんだと思う。

設問12:米国は現在の日米安全保障条約を維持すべきと考えるか。

も興味深い。http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000022800.pdf

2004年以来で最低の77%というのはどうしたんでしょうか。別に良い悪い抜きに、201293201191から何があったのという気はする。まぁ調査対象者が変わっただけとかもありそうだが、パートナーの軌道とあわせて考えると、日本の(彼らにとっての)バリューは漸減傾向に行くんだろうなぁとは思う。

 



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