漬物王国 山形 ブログ 漬物の梨屋

漬物の梨屋ブログ-山形の漬物・特産野菜・旬の食材・地域文化のブログ

沢庵禅師と山形☆

2010年10月26日 08時57分22秒 | 山形の漬物
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

秋野菜の代表格といえば、「大根」です。

漬物の梨屋 齋藤真は、昨日も「大根」と格闘しておりました。


大根塩蔵(漬物の梨屋亀ヶ崎工場にて)



この秋は、生大根の値段がなかなか安くならないため、大根の漬物が良く売れています。

ところで、皆さんは「沢庵禅師」をご存知でしょうか?

「たくあん漬」の語源となった僧侶として有名ですので、ほとんど方はご存知だと思います。

実は、この「沢庵禅師」、山形とも縁があるのです。

臨済宗の高僧であった「沢庵禅師」は、江戸幕府が行った宗教行政に対して、大徳寺の強硬派を率いて反対運動をおこした紫衣事件により、出羽の国(現在の山形県上山市)に流罪となりました。

その時、上山藩主の土岐頼行が、「沢庵禅師」のために草庵を寄進。

「沢庵禅師」は、 その草庵に「春雨庵」と名付け、赦免までの3年間をそこで過ごしました。

山形県漬物協同組合では、山形の漬物の礎を築いた1人として「沢庵禅師」を偲び、毎年「沢庵禅師供養祭&香の物祭り」を「春雨庵」で行っています。



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酒田の週末はイベントがいっぱい☆

2010年10月24日 15時20分34秒 | 地域の話題
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

山形県酒田市の週末の天気は、10月23日土曜日が快晴、10月24日日曜日が曇りで、気温も日中は20℃前後と、非常に過ごしやすい天気でした。

そんな週末の2日間の山形県酒田市は、先週に引き続きイベント盛りだくさんの週末でした。

漬物の梨屋 齋藤真は、両日とも仕事があったため、イベントを心行くまで楽しむという訳にはいきませんでしたが、仕事の合間を見てイベントに参加しました。

10月23日(土)は、娘の通う酒田市立第一中学校の文化祭がありました。メインは、クラス対抗の合唱コンクールでしたが、私が参加できたのは閉祭行事だけでした。


酒田市立第一中学校新校舎と改築中の管理棟



しかし、閉校に向けて最後の大きな学校行事とあって、生徒の皆さんの取り組みには並々ならぬものを感じました。

10月24日(日)は、配達の際に、山居倉庫で行われている「酒田市農林水産まつり」を覗いてみました。


酒田市農林水産まつり



野菜の値段が高い最中、農産物直売のテント市で、野菜などが安く手に入るということもあり、主婦層を中心にかなりの混み合いでした。

その他、東北公益文科大学の文化祭なども行われましたが、見に行くことができませんでした。

来年は、是非見に行きたいと思います。



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山形新ブランド米「つや姫」が好調☆

2010年10月24日 09時08分56秒 | 山形の食文化
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

山形県の新ブランド米「つや姫」が発売されて3週間、好調なスタートをきっています。


山形の新ブランド米「つや姫」



「つや姫」は、山形県庄内地方の伝説の米「亀の尾」をルーツとして、約10年間の育種の末誕生した米です。

食味官能試験でも、粘り・味・香り・外観・炊飯光沢ともに「コシヒカリ」を上回る結果が出ているそうです。

これも、徹底した生産対策の結果だと思います。

「つや姫」は、栽培適地で山形県知事が認証した生産者のみが作付け可能で、栽培マニュアルに基づく生産と厳しい出荷基準に基づく出荷仕分けをパスしてはじめて流通します。

また、「つや姫」は、山形県の今までの主力品種である「はえぬき」に比べ、冷めても美味しく食べることができるのが特徴です。

漬物と米は、切っても切れない縁があります。

山形は、「西の京都・東の山形」と称されるように、京都と並び特色のある美味しい漬物が多い産地です。

これからの時期は、「赤かぶ(温海かぶ)」「山形菜(山形青菜)」をはじめとして、山形の漬物が一番美味しい時期を迎えます。

山形の新ブランド米「つや姫」と合わせて、山形の漬物も一緒の食卓に乗せて頂ければ、幸いです。



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切大根(大根粕漬)が好調です☆

2010年10月23日 09時01分11秒 | 山形の漬物
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

10月1日から、山形県酒田市のスーパーマーケット「ト一屋」と、漬物の梨屋本舗にて行っている「切大根(大根粕漬)」月間売り出しが好調です。


漬物の梨屋「切大根(大根粕漬)」



生の大根の値段が高いことも手伝ってか、売り出し開始当初より、売り上げのペースが落ちません。

通常、月間商品で売り出しにかけると、途中中弛みがあるのですが、今回の「切大根(大根粕漬)」の売り出しは、好調を維持しています。

「切大根(大根粕漬)」は、冷蔵設備が整っていなかった時代、10月中旬から翌年の5月中旬ごろまでの期間限定で販売しておりました。

冷蔵設備が整った現在は、1年間を通してのお取り扱いとなっています。

しかし、秋風が吹いて来るこの時期になると、「切大根(大根粕漬)」が急に食べたくなる酒田っ子も多いようです。

「切大根(大根粕漬)」の売り出し期間は、残るところ、あと9日間となりました。

まだ、お求めになっていない皆様は、この機会に是非お求めください。

酒田の昔懐かしい味を体験できます。



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漬物用の酒粕☆

2010年10月22日 09時03分36秒 | 今日のお仕事
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

昨日10月21日は、午後から「酒粕」を練り合わせる仕事をしました。

「酒粕」というと、白い板状の酒粕を思い出す方も多いと思います。

漬物に使う「酒粕」は、この白い「酒粕」を踏み込み、ひと夏を越させて熟成させた「酒粕」を使います。

「酒粕」をひと夏越させると、柔らかくなり、色も茶色に色づき、味にもコクが出てきます。

漬物の梨屋では、使用する分だけ地下タンクから上げて、撹拌機を使い、色むら等が出来ないように練り合わせてから、漬物に使います。



酒粕の撹拌(漬物の梨屋亀ヶ崎工場にて)



「踏み込み粕」は、毎年9月頃に新しいもの出来上がります。

漬物の梨屋では、温度がある程度一定になることから、「酒粕」を地下タンクに踏み込んでいます。

今年の「踏み込み粕」は、夏の猛暑の関係で、例年よりも色付きが良いようです。



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