Suzanne Vega 「Luka ルカ」
スザンヌ・ヴェガ (Suzanne Vega、1959年~ )は、アメリカのシンガー・ソングライター。
ドイツ・スェーデン系の母親とスコットランド・イングランド・アイルランド系の父親の間にカリフォルニアで生まれる。彼女の出生直後に両親は離婚。2歳のときに母とニューヨークへ移り、スパニッシュ・ハーレムなど多くの社会的問題を抱えた地域で子供時代を送る。Vegaは母が再婚した父の姓。
10代の頃から始めた作詞・文学・演劇を背景に、社会派のアーティストとして非凡な才能を発揮し、数々の賞を獲得している。2008年『グラミー賞』受賞。
高校時代はモダンダンスを学ぶ。大学では英文学を専攻しながら、グリニッチビレッジで音楽活動を始めた。
1984年にレコード会社と契約し、1985年にデビューアルバクを発売し、評価を得た。
1987年、2ndアルバム『Solitude standing』を発表し、全米でヒットした。
シングルカットした楽曲「Luka」は児童虐待を受ける子供の視点から書かれており、当時のヒットソングとしては、特異な位置を占める。ビルボード3位。
「Luka」はフォークロック的な曲調。80年代以降でフォーク調の曲がヒットするとは珍しかった。楽曲に力があったということだろう。
スザンヌ・ヴェガが、数年前に住居の近くで遊んでいる子供たちを見かけたときに、「ルカ」という名前の男の子が一人だけ変わっていたことに気を惹かれたということから、ルカの名が歌詞に書かれた。ただ、彼が児童虐待を受けていたかどうかは分からないという。
1987年の来日時、テレビに出演し、「ルカ」を歌った。彼女のあまりの色白さに驚いたことが印象に残る。
1995年に結婚して一女をもうけ、98年離婚、2006年再婚。
日蓮宗門徒で創価学会員という。