円山の野菜店では、この時期に成ると、とうきびを茹でて売っています。
1本200円+税金だから、他のお店よりは安いです。
私の子供の頃は、私の誕生日には毎年、両親と車で農家まで行って、100本買ってくれました。
商店では一本何十円、くらいで売っていたけど、農家から直接買うと、一本8円でした。
この値段は、あんまり安かったので覚えています。
その「8円」でも、仲買人なんかの買い取り値段よりはずっと良いので、お客さんが直接買いに来てくれる事は、有難い事だったのです。
その「とうきび」の一件から、父から「流通」について教えて貰いました。
生産者➡仲買人➡問屋➡小売り店
その間に、それぞれが三割の儲けを取るから、消費者には高い物になり、
生産者は買い叩かれて、一つも幸せではない、そんなシステムは良く無い、といつも言ってました。
それから何十年も経ってから、生産者から直接、インターネットで全国どこからでも買い物が出来るシステムが出来るなんて。
良い事が実現されるには、大きな努力と時間が掛かるものなのですね。
先人の良きアイデアと努力の賜物で、今の消費者は選択の自由が有るのですから、感謝しかありません。
とうきび一つで、こんな思い出が蘇りました(⋈◍>◡<◍)。✧♡