☆☆ universo & me ☆

猫の事、世の中の事、歌の事、ソプラノ歌手のつれづれ

練習して外へ出ると、あられが降ってきた

2024-10-19 23:22:18 | 音楽、芸術

 

 

 

今日は18時~20時まで、練習室を借りて二時間歌って外へ出ると

予報では夜には曇りの筈だったのに、あられが降って来て、驚きました。

気温は7℃ 風速4mなので、傘が風に煽られます。

 

霰アラレ、霙ミゾレ、雹ヒョウとか、読みづらいですね。

さっきまで、自宅の窓に、カラカラと音を立てて、霰がぶつかっていました。雪の結晶

何故か、私が窓を見に行ったら、静かになって、そして又音を立てています。😅

 

いよいよ冬が近づいてきました。

 

 

今日は🎹ピアノの練習はせず、歌だけで2時間練習したので、喉休めに

自分が歌う曲の伴奏譜を練習しました。

 

大分声帯の状態も良く成って来たので、オペラアリアも練習しました。

アイーダの「勝ちて帰れ」、運命の力のレオノーラのアリア「我に平和を与え給え」

全曲を歌った訳ではありません。無理の無い様に、喉ならしみたいな感じです。

そして、カルメンの「ハバネラ」も・・・

 

フランス歌曲:デュパルク「旅へのいざない」を一番最初に歌ってみたら

こんなに簡単だっけ?と思うくらいに楽でした。

大学の卒業試験で歌った時には、随分体力が要ったのに、今は楽々で、喉にも優しくて

やはりベルカント唱法をきっちり身に付けた後なら、こんなに優しい曲だったのか🤔

と思うくらいに、心地良く歌えました。

 

14秒間、ブレス無しに歌い続けられる様になる前と後では、曲の難易度が違ってきます。

 

実は、フランス歌曲よりも、イタリア歌曲の方が難しいです。

イタリア歌曲と言うのは、本来は「歌曲」ではなく、「古典オペラのアリア」だから

テクニック的に、ベルカント唱法をマスターしないと、上手く歌えません。

 

このイタリア歌曲を、声楽を習い始めた高校生の初心者が練習させられる訳ですが

教師がベルカント唱法をマスターしてないと、上手く歌える様には、教えられません。

それに、オペラの歌詞ですから「失恋で死にたい」と言う内容の曲が多いので

真剣な恋愛経験の無い子どもには、まるで表現するのは不可能です。

失恋で「身体に穴が開いたり、冷たい風が吹き抜ける」等々の感覚は

経験しないと分かりません。

私も高校生の頃には、まるで分かりませんでした。

 

モーツァルトも初心者に歌わせる事が多く、「モーツァルトが基本」だなどと言う

外人の教師もいますが、これも、大間違いです。

 

モーツァルトの歌曲は、まるでメカニックに書かれた物が多くて、声帯の事など

まるでお構いなしに作曲したとしか思われません。

とても声帯が酷使されるんです。

 

20世紀のスターテノール、マリオ・デルモナコが、

「モーツァルトなんか歌うから、声が出なくなるんだ!!」

と言っていた事は、正しいです。

 

モーツァルトテナーには、イタリアオペラは歌えません。

イタリアオペラのスターの様な、良く通り、華の有る、声量の有る声が無いからです。

 

コロナ禍で、喉を痛めてみて、ベルカント唱法をマスターする事の偉大さを知りました。

声帯に無理をかけずに、声を美しく、ピアニッシモからフォルテッシモまで響かせる技術は

途轍もなく偉大である事を、再認識しました。ピンク音符音符ブルー音符

 

ベルカント唱法をマスターするには、筋肉質な身体が必要です。

私は背筋力が120㎏有ったので、筋力の強い西洋人に負けない声が出せる様に成りました。

ベルカントをマスターしたい人は、先ずは筋肉質な身体を作る事が必須です。

 

ファッションモデルが長身でなければならない様に、その職業に適した身体が必要なのです。

バレリーナが肥満体では成れないのと、同じです。😅

 

適材適所」これに尽きますね。

 

 

 

 

 

 


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