今日(5月27日)の昼食を「霜降銀座」入口の「西尾中華そば店」(1月10日のブログに登場)で済ませ、そこから自転車で5分の「旧古河庭園」に向かいました。早朝散歩で、「バラフェスティバル」が5月14日~6月20日に掛けて開催されている事に気が付いたからです。
12時少し前に到着すると門前にはかなりの人・人。入園料は150円ですが、65歳以上は半額で端数切り捨ての70円。そのためだけでは無いでしょうが、入園者は殆どの方がそれなりの年齢を感じさせる人とそれ以外には女性グループです。
ここ「旧古河庭園」はもと陸奥宗光の別邸でしたが、次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となる。戦後、国へ所有権が移り、地元の要望もあり、東京都が国から無償で借り受け、一般公開されたと言う経過を経て、現在は「東京都公園協会」が委託を受け管理・運営しています。
<現在の洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア コンドル博士(1852~1920)です。博士は当園以外にも、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂などを設計し、我が国の建築界に多大な貢献をしました>と紹介されています。
庭園は高低差があり、斜面を下ると風景が一変します。下側は和風の日本庭園の作りになっています。この作庭者が京都の庭師小川治兵衛(1860~1933)である事を初めて知りました。彼は円山公園、南禅寺界隈の別荘庭園などを作庭した人物で、私達が今年4月に訪れた山県有朋の京都別邸である無鄰菴や平安神宮神苑(4月9日のブログの登場)も小川治兵衛の作でした。
この洋館の建物は「大谷美術館」として、美術品の展示はないものの、許可制で公開されていて、内部閲覧が可能です。2年ほど前の11月のミニクラス会で訪れたことがあります。
(ゴールデン メダイヨン)
(マダム サチ)
夜来の雨に洗われ、五月の太陽をいっぱいに浴びて、多種多様の薔薇が咲き競っていました。