マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

大鹿村へ

2015年05月08日 | 

 蓼科からの帰り、大鹿村に寄り、長谷村にある「ゼロ磁場の宿 入野谷」に一泊した。

 妻は、大鹿村で販売されている山塩を購入したいと思っていた。私はここにある「中央構造線博物館」を是非とも見学したかった。二人の目的地が一致しての大鹿村訪問だった。
 5月6日、蓼科の別荘を出発し、国道152号線沿いに南下し、杖突峠・高遠・長谷村を過ぎ、分杭峠を抜けるとそこが大鹿村だった。途中での見学や昼食の時間を除けば、約2時間強の実所要時間だ。
 山塩は「道の駅 塩の里」で販売していたが、GWの最終日の6日、殆ど売れてしまい2個しか残っていなかった。“お1人様1個限り”と書かれていたので、「私たちは2人だから2個ね」と販売のおばさんに言うと「お勘定は一緒で良いの」と笑われた。今何故山塩に人気が集まるのか?珍しいからが、取りあえずの私達の結論。

 大鹿村は、天領だった、大河原村と鹿塩村が合併して出来た村で、「塩の里」はかっての鹿塩村の地にあるからか、店内には、その鹿塩の歴史と、塩を生み出す塩水の謎が書かれていた。はるか昔、鹿の飲んでいた水が塩水だったから、鹿塩村と名付けられたそうな。あっけらかんとした、しかし納得しやすい説明文だった。(塩水をより濃くする様子も展示されていた)
 その塩水が何処から湧き出すのかは未だ謎とも書かれている。3枚にわたる説明を見ても良く分からなかった。兎も角、岩塩ではないことは確からしい。

 20数年前、向丘高校の若手同僚2名と私、北岳から塩見岳へと縦走した折の下山先が鹿塩温泉「山塩館」だった。日本秘湯を守る会々員で、「大鹿村 騒動記」にも登場し、岸部一徳が何故か風呂に飛び込んでいた(ような気がする)。この販売所の100mくらい山側に上ったところにあったはず。帰路この道を歩いたときには、「塩の里」は無かったように思うと語ったら、件のおばさん「この建物が出来たのは14年前よ」と信州弁で語った。
 山塩入りのホワイトチョコレートとアイスクリームを購入し、アイスクリームをその場で味わうと、一味違った美味しさ。一口舐めた最後に塩の味がして、ウマミが舌に残った。山塩の人気は珍しさだけではないと軌道修正。

今日の一葉:ブラシノキ。富士前公園で撮影