マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

三修会写真展『四季燦々』から「塩湯」へ

2019年07月17日 | 銭湯

 14日(日)、麻布十番から四谷に回った。南北線の2番出口を背にして三栄通りを西に進むと直ぐ左側に日本写真会館はある。その5階の会場で受付簿に住所・氏名を記入し始めると、受付の女性の方から「何方のお知り合いですか」と問われ、「宮本さんです」と答えると、傍らにいた男性の方と目があった。宮本さんご本人だった。宮本さんは「妻の中学時代のクラスメイトです」と私を紹介してくれた。
 この日午後の3時過ぎ、会場に他の見学者はいなかった。それもあり、彼は展示されている写真(多分40枚ほど)の殆ど全てを、付きっ切りで説明してくれた。写真には簡単なタイトルと撮影場所と撮影者名が添えられていて、山や湖や花の写真が多かった。山の写真の前では山談義。どれも見事な作品だった。
 数年前の見学時には、宮本さんは八ヶ岳「大同心」を展示していた。それを思い出して、話題にした。厳冬期の八ヶ岳に入山し、殆どのものが凍ってしまった状態での撮影。そのときの苦心談をお聞きした。手袋3枚をはめての撮影だったとか。今では山に登るのが大変になりもっぱら花が撮影の中心です、と語られたが、燕岳山頂付近で撮影したコマクサは華麗で美しかった。
 どんなカメラで撮影されるのかお聞きすると、ニコンカメラでの手動撮影とのこと。中学を卒業後すぐ日本光学で働いていましたと、私が語ると、ニコンに勤務した方が撮影した写真を詳しく説明してくれた。厚くお礼を述べて会場を後にした。

 そこから「塩湯」へ寄った。建物には「創業100年」と書かれた看板が張られていた。大正5(1916)年からの開業とは大したもんだ。




 4時過ぎの入湯だったが、風呂場には何と15人ほどの人で混んでいた。カランは僅かしか空いていなかった。この時間帯に、都心の銭湯にこんなにも多くの人が来ていることが不思議だったが、この雰囲気は悪くない。薬湯は「紫根」とかで、身体の芯から温まると効能が書かれていた。雨の一日で大分冷え込んでいたが、確かに家に着くまで寒さはあまり感じなかった。

 今日の一葉:数日前不忍池で。蓮が咲き始めていた。
 


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