”ドン ドン カッカッカ ドンドンドン カッカ”
”ドン ドン カッカッカ ドンドンドン カッカ”
太鼓の音が響く。風に乗って、遠くから祭り囃子の音が聞こえて来る。町には各神社の幟が翻る。先週から今週にかけて、我が街は秋祭り最高潮の時を迎えている。
面白いことに、私の住む地域近辺では、幟が4つ入り乱れて立つ。13・14日が大祭だった簸川神社と天祖神社。20日・21日の大祭は根津神社と白山神社。天祖神社が直ぐ近くにがあっても、氏神様は遥か遠くの根津神社などという場所もある。旧中山道を隔てて違う幟が立つ地域もある。
私が町会の氏神様「天祖神社」は先週の土・日がその大祭で、ここには13町会の神輿がお参りする。我が冨士前町会も13日には子供山車・子供神輿が町内を回って天祖神社にお参りし、14日の昨日は大人神輿が町内を渡御・練り歩いた。
御神酒所は冨士神社内にテント設営する。ここに神輿・山車が置かれ、奉納金を受付けたり、打ち上げを行ったりする。私の役割は袢纏係りで、袢纏の貸出と返却受け取り。だから、神輿を担ぐことはない。それを残念に思うことはなかったが、今年は違った。ある町会の神輿が冨士神社境内に入ってきて、威勢よく担ぐ姿を見たとき、そのエネルギッシュな様を羨ましく思った。振る舞い酒が入ると、更に気合が入っての、舞う様な担ぎ。恍惚として担ぐ。担いで更に御酒が入り、我を忘れて担ぐ。
もう神輿を担ごうとは思わないが、担いでいる人たちを見て、その夢中になって担ぐ勇ましさを羨ましく思った。
担ぎ手は、”外人部隊”が多い。本物の外国人もいる。女性の姿も目立つようになってきている。
今年の祭りも無事終わり、後はテント撤収を残すのみとなった。私は会計監査でもあるので、まだ仕事は完了していないが、兎も角2日間の御神酒所に詰めた仕事は終了。(写真:富士前町会の神輿が行く)
(こちらは、実に大きい、神明町の神輿)