今年も5月21日(水)から、荒川5中に有償の”ボランティア教員”として勤務している。主として水曜日・金曜日の、9時半~12時半の勤務で、年に35日出勤という、比較的楽な勤務体制である。3年連続の勤務なので、顔見知りの先生も多いが、この2年間で1/3ほどの教員が異動していった。3日前の6月11日(水)に、朝の職員会議で、紹介をされ、挨拶をした。
授業に臨む心構えとしては、現役の教員だった頃は”何をどう、分かり易く、時に面白く”述べようかに重点があったように思う。現在は、今のところはどちらかというと受け身の姿勢。先生の授業補助だから気楽な面が多いが、それでもそれなりに生徒に接する面では気配りが必要だと実感している。生徒の年齢は12歳~15歳。私はその5倍ほど生きてきている。生徒から見れば完全なおじい。実際に私の年齢前後の祖父がいる生徒もいるだろう。そんな高齢の人間から教えを受けることを潔しとしない生徒もいる。本能的に拒否をする生徒がいてもおかしくはない。年度当初は、あからさまに”何しに来たの”とか”おじん”などと言う生徒もいる。
明らかな誤りやミスには積極的に一声かけて世話を焼くが、問題を解き悩んでいるからといって、すぐに手助けすることがベストとは限らない。特に数学では自ら考えることが必要だ。生徒の実情を知った上で、適切な時と方法を得てのアドバイスをするには、1・2年生には、もう少し各生徒の実態を知る時間が必要なようだ。
3年生ともなると、中には3回目の出会いもあり、お互いに様子がわかってきていて、彼らが私を呼ぶのも、昨年の例だと、”おじん”→”先生”→”親方”に変化したりしている。3年生の2学期ともなれば、受験を間近に控え、藁にも縋りたい気持ちになるらしく、普段あまり質問しない生徒が、私を藁に見立ててか、質問攻勢をかけてくることもあった。低空飛行を続けていた生徒が都立入試に成功し、喜び合ったケースもあった。
昨日は3時間すべて異なる学年だった。取分け3年生の授業態度が良い。彼らの1年生の時の状態を知っている私から見ると、格段の進歩。彼らの成長の証でもあるが、そこまで生徒を変えさせた、この2年間の先生方の努力・指導の賜物と感心している。
数学で躓いている生徒からの質問に応えられる瞬間がやはりやり甲斐である。
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