9月には友人・知人のお見舞いが3つと重なっている。3人とも70代だ。
私の知り合いは、下は40代の教え子から、上は80代の、文高連やラジオ体操仲間まで、相当の幅があるが、それでも圧倒的に多いのが60代~70代。この年代になると癌だけでなく、骨折・怪我などが増え、時には難病に罹ることも。
11日(火)はお茶の水にある三楽病院へ、鷺宮高校の同僚Dさんを、同じ学年を組んだAさん等とお見舞いに。Dさんの病名は「多系統萎縮症」。アルバイトで職場へ向かう途中、自転車で5回も倒れたり、だんだん声が出なくなったり、文字が読めなくなったりしてきて、最終的に「多系統萎縮症」と診断された。大脳、小脳などの脳のさまざまな部位が障害を受けることで発症する病気だそうで、進行性の難病の5段階の4 。今のところ治療法はない。この病気はなぜか突然死の割合も高いとのこと。
病院付近の「レモン」で話が出え来た。杖を使えばまだ歩くことは出来るが、歩みは極端に遅い。椅子から立ち上がるのは困難度大。あと1年で車椅子になるかも知れないと聞かされ愕然とする。
15日(土)には、恵比寿にある厚生中央病院へ、中学時代からの友人をクラスメイトとともに訪ねた。3ヶ月前に掛けた電話では「10分も歩けなくなった」と。それが急速に進み、3分歩くことも困難になり、遂に歩けなくなった。精密検査の結果「腰部脊椎管狭窄症」と診断され、8月に手術。伺った時には、あとはリハビリといった状態で一安心。
21日(金)の明後日には、郊外にある介護付き有料老人ホームに元同僚を4人でお見舞いに行く予定。一昨年の大晦日肺塞栓で倒れ、救急車で運ばれる途中心肺停止17分。一命は取り留めたものの、寝たきり状態となり、か細い声しか出ない。当初はお見舞いに来られるのを好まなかったらしいが、最近ではお見舞いOKで、私は2月以来の2度目のお見舞い。夫さんからのメールには「皆様がお見えになるのを楽しみにしている様です」と書かれていた。タブレットに取り込んだ写真などを話題にして、昔話を聞いてもらおうと思う。
お見舞いに伺った3人とも配偶者の方が介護に当たられていた。本人の大変さは勿論のこと、配偶者のご苦労に頭が下がる。自らの健康の有難さを感じる時でもあるが、間もなく喜寿を迎えようとして、高齢故かミスが多発し落ち込む日々。
今日の一葉:中門岳付近に咲くワタスゲ