


あらすじ(「BOOK」データベースより)
たまたま見た「南部芸能事務所」のお笑いライブに魅了され、事務所の研修生になった新城。コンビを組んだ溝口との厳しい稽古を経て初舞台に立ち、社長からギャラとして「千円」を渡されるが…。弱小お笑いプロダクションを巡る面白き人々の人間模様を、誰にも書けない筆致で描く連作短編集、第2弾!



シリーズ第1弾 南部芸能事務所の読書感想文はこちら。
今回も1話ずつ語る人が変わっていて、芸人を目指す新城からはじまり、相方の溝口で終わります。その間に大学生の女の子、先輩芸人、先輩芸人のバイト先の若い上司、ライバルになるであろう芸人など色々な人が主役になりますが、それぞれの立場で悩んだり悔んだりもやもやしたり。あっ、新城はあっけらかんとしているけれど。そういう心のくすぶりが前向きになる、そんなキラキラしたところに惹かれて、こちらもワクワクしてきます。前向きの度合いは人それぞれ、明らかに目標を見つける人もいれば、とりあえず進もうという人も、どの人もみんなキラキラし出して、それが魅力なんだわと思っていたら、ひとつのお話だけそううまいことはいかず、そうか、何もかもうまくいくわけもないってところをチクッと思い知らされました。が、前に突き進んでいくキラキラした感じ、好きだわ~!