


あらすじ(「BOOK」データベースより)
仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。麻雀に勤しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡でできていたー。実業之日本社文庫限定の書き下ろしあとがき収録!明日の自分が愛おしくなる、一生モノの物語。



個性的な4人の大学生の物語。よくぞ考え出すな、この個性。特に西嶋は強烈。実際に目の前に現れたら、たぶん怖くて逃げるわ‥ けど、物語の中ではパンチが合っていい! 春、西嶋すごっ。夏、鳥居うそでしょ。秋、そんなところにこだわらなくても西嶋、北村、だけど大学生らしさ全開。冬、鳥居やった! そして春。私が一番同意したのは彼らの同級生、幹事役の莞爾が最後の最後に言った言葉。ほんと、それね。そして私が大好きなのは北村の彼女、鳩麦さん。社会人なだけあってきちんとしてるけど、大学生たちとも楽しみ分かり合える、いい雰囲気の鳩麦さん。彼らの今後はこれからもキラキラワクワクしてそうだなぁ。