天翔る@村山由佳
あらすじ(「BOOK」データベースより)
看護師の貴子が出会った少女、まりもは、ある事件から学校に行けなくなってしまった。貴子は少女を牧場へと誘う。そこで待ち受けていたのは風変わりな牧場主と、乗馬耐久競技(エンデュランス)という未知の世界だったー。北海道の牧場を舞台に描かれる命の輝き。底知れぬ感動をよぶ、祈りと希望の物語。
まりも、貴子、牧場主の志渡、みんな心に深い傷を持った者たち。馬と出会い、関わり、ほんの少しずつ本当に少しずつ心が和らいでいきます。
まりもは素直でかわいい、そして物事の本質をとらえることのできる賢い子。貴子は人を大切に思い、さりげなく気遣ったり支えになったり、心根の優しい人。志渡は物事の善悪の観念がしっかりしていて、ズバッと口に出して言える気骨たくましい人。それぞれがそれぞれを思い合っている様子に心が温かくなりました。牧場の風景、馬など自然が丁寧に描かれていて、その様子が目に見えるようでした。
エンデュランスという競技は初めて知りましたが、まりもにもわかるように丁寧に説明されるので、その競技の素晴らしさがよくわかります。日本でエンデュランスを確立するために動く漆原、自分が決めたことはどうやってでも成し遂げようとする意志の人、かっこよかったです。そうだ、この物語、出てくる人みーんなすてきな人ばかり! まりもたちが遭遇した困難に心を痛めるんだけど、すてきな人たち、その人との関わりに癒しをもらえる、そんな物語でした。
あらすじ(「BOOK」データベースより)
看護師の貴子が出会った少女、まりもは、ある事件から学校に行けなくなってしまった。貴子は少女を牧場へと誘う。そこで待ち受けていたのは風変わりな牧場主と、乗馬耐久競技(エンデュランス)という未知の世界だったー。北海道の牧場を舞台に描かれる命の輝き。底知れぬ感動をよぶ、祈りと希望の物語。
まりも、貴子、牧場主の志渡、みんな心に深い傷を持った者たち。馬と出会い、関わり、ほんの少しずつ本当に少しずつ心が和らいでいきます。
まりもは素直でかわいい、そして物事の本質をとらえることのできる賢い子。貴子は人を大切に思い、さりげなく気遣ったり支えになったり、心根の優しい人。志渡は物事の善悪の観念がしっかりしていて、ズバッと口に出して言える気骨たくましい人。それぞれがそれぞれを思い合っている様子に心が温かくなりました。牧場の風景、馬など自然が丁寧に描かれていて、その様子が目に見えるようでした。
エンデュランスという競技は初めて知りましたが、まりもにもわかるように丁寧に説明されるので、その競技の素晴らしさがよくわかります。日本でエンデュランスを確立するために動く漆原、自分が決めたことはどうやってでも成し遂げようとする意志の人、かっこよかったです。そうだ、この物語、出てくる人みーんなすてきな人ばかり! まりもたちが遭遇した困難に心を痛めるんだけど、すてきな人たち、その人との関わりに癒しをもらえる、そんな物語でした。
にゃんにゃんさんも読まれてたんですね、しかもエゾフクロウさん経由で!
確かに知らない土地、知らない競技でしたけど、
書き方が丁寧で、割りとすんなり物語に入り込めました。
まりもの状況は、もちろん自分とは程遠い状況ですけど、
ちょっとしたことがきっかけでいじめの対象になるとか、
なんか、わかる気がします‥
にゃんにゃんさん、週刊新潮読んでらっしゃるんですね。
「嘘」読んでなかったのは残念でした
私と一緒に単行本になったら読みましょう
週刊新潮の「嘘」、聞いたかも? 聞いてないかも?
すぐ忘れちゃうので何度でも教えてくださいな
メモをとらないとだめですね
読んでからかなり経つのでおぼろげなところもありますが…
村山由佳さんの作品も初めてだったけど
そもそも舞台になっている土地も、まりもの状況も、エンデュランスも、
なんというか…、私から見れば全く知らない、考えられない世界で
最初ちょっと取っつきにくかった記憶があります。
それが、読んでいるうちにどんどん引きづり込まれて…。
最後は、緊張感と興奮。
こんな知らない競技があるんだって、教えられた作品でもありました。
桜さん↑のコメントを拝見して、ちょっと残念だと思っています。
私も週間新潮は毎号購読しており、村山由佳さんの連載があるのは知っていましたが、
全く読んでいませんでした。バカだったなって、後悔しきりです。
前にも言った?!
単行本になったら 是非読んでね
村山由佳さんの「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズをずいぶん前に読んだんですけど、
もはや内容は忘却の彼方‥
村山由佳さんは初といっても過言ではない状態です
この物語を読み終わって、まわりに風がスーッと通るような
そんな感覚を覚えました
私、未経験。
エンデュランス?ですか。
読後さわやかなのは
なにより・・ですよね。
・・はなこころ