ミドリのミ@吉川トリコ
あらすじ(「BOOK」データベースより)
重田ミドリ、小学3年生。住み慣れた街を離れて父・広の新しい恋人ー平野源三ーの家に転がりこんだ。そんな事実を受け入れられないミドリの母・貴美子。だから離婚話もなかなか進まない。でも進まない理由はそれだけではなくー。よのなかにあふれる“ふつう”からほんの少し外れたところにいるミドリたち。口に出してしまったら、何かが変わってしまう、何かが壊れてしまう、そんなおそれを抱きながら生きる彼らに訪れた、幸せの結末とは。
表紙や背表紙、中にもかわいいイラスト! これに惹かれました。
ミドリ、父の宏、宏の恋人である源三の家に遊びに来ていた花世、ミドリの母の貴美子、ミドリ、源三が1話ずつ気持ちをつづっています。ミドリ、これはね、もう自分の子供のころを思い出しちゃいました。大人を観察する目だとか、学校での人間関係とか、あぁそんな時もあったなぁと共感できます。ミドリと宏と源三のやりとりはほんわか楽しい気分になります。同性愛とか貴美子にとっての離婚とか世の中の普通から遠ざかっている彼らは普通がいいんだという意識にとらわれてしまって(一番顕著なのは貴美子)、普通であることに幸せを見出そうとする。それは私も同じ。だけど普通だけがいいわけじゃない、いろんな幸せの形があるんじゃないかと考えさせられます。それぞれが自分の弱さに立ち向かおうとする姿に魅力を感じます。ただし宏だけはイラッとさせられました‥ ラストははっきりはしていないけど、ミドリと宏と源三の3人が一緒に暮らすことになるとすると、小学生のミドリはつらい学校生活になるんじゃないかなと思いました。
あらすじ(「BOOK」データベースより)
重田ミドリ、小学3年生。住み慣れた街を離れて父・広の新しい恋人ー平野源三ーの家に転がりこんだ。そんな事実を受け入れられないミドリの母・貴美子。だから離婚話もなかなか進まない。でも進まない理由はそれだけではなくー。よのなかにあふれる“ふつう”からほんの少し外れたところにいるミドリたち。口に出してしまったら、何かが変わってしまう、何かが壊れてしまう、そんなおそれを抱きながら生きる彼らに訪れた、幸せの結末とは。
表紙や背表紙、中にもかわいいイラスト! これに惹かれました。
ミドリ、父の宏、宏の恋人である源三の家に遊びに来ていた花世、ミドリの母の貴美子、ミドリ、源三が1話ずつ気持ちをつづっています。ミドリ、これはね、もう自分の子供のころを思い出しちゃいました。大人を観察する目だとか、学校での人間関係とか、あぁそんな時もあったなぁと共感できます。ミドリと宏と源三のやりとりはほんわか楽しい気分になります。同性愛とか貴美子にとっての離婚とか世の中の普通から遠ざかっている彼らは普通がいいんだという意識にとらわれてしまって(一番顕著なのは貴美子)、普通であることに幸せを見出そうとする。それは私も同じ。だけど普通だけがいいわけじゃない、いろんな幸せの形があるんじゃないかと考えさせられます。それぞれが自分の弱さに立ち向かおうとする姿に魅力を感じます。ただし宏だけはイラッとさせられました‥ ラストははっきりはしていないけど、ミドリと宏と源三の3人が一緒に暮らすことになるとすると、小学生のミドリはつらい学校生活になるんじゃないかなと思いました。
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