午後5時、机のデジタル温度計は32℃を示している。
北海道にしては暑い夏だ。
昨年の8月の下関から舞鶴まで2週間の自転車旅を思い出す。
連日35℃前後、日本海の沖からの風は塩分を含んでいるのか、肌に粘り着くようなむし暑さを運んできた。
テントは暑く、天橋立付近では公園の東屋のベンチに寝た。
今年の自転車旅は下北半島の太平洋側と決めた。
三浦雄一郎氏は「夢を持ち続けるとやがて希望に変わり、準備をするようになる。」と語っている。
完成するかどうか判らないが本州の太平洋側を何回かに分けて走ってみる夢を持った。
先ずは苫小牧から八戸までフェリー、その後大間を目指して北上するプランを立てていたら、2019年に納沙布岬のライダーハウスで一緒になった神奈川県のOさんから8月下旬に苫小牧から北海道をオートバイで回るという連絡が入った。
Oさんとは昨年も月形のキャンプ場で落ち合って「食べたことが無い。」というジンギスカン鍋を囲んだ。
今までカブで旅をしてきたが、今年からオートバイに変わった同じ74才である。
若い頃バイクに乗っていて、今はカブという人にはよく出会うが・・・。
Oさんは大洗からフェリーで苫小牧に上がる予定だったが、台風7号が接近しており、結局、陸地を走って私が滞在する予定の下北半島の薬研温泉で合流することになった。
薬研温泉は2017年に恐山に行った時にキャンプしたが、温泉が無料でキャンプサイトも広く、気に入った所だ。
あとは下旬の天気回り。
自転車旅のプランを練っている時は夢に向かう第一歩で楽しい。
2022.7.24 山口県萩港の朝
2022.7.30 鳥取県の砂丘へ向かう途中