2月19日、「雨水」が過ぎた。
昨日は気温が高く夜中に雨が降った。昔の人は自然をよく観察し、暮らしていたものだ。
土の中の虫が動き出す「啓蟄」は3月5日、家の周りの雪の嵩がガサっと低くなり、朝起きが眠たく感じる。
体内時計が少し進んだか。
窓から見る雪にちらちらと霙が交じる。
宮沢賢治の有名な詩である『永訣の朝』の霙はこの時期のものなのだろうか。
春に向かう季節に病床の妹を思い、カザルスの演奏するバッハの「G線上のアリア」を聴きながら書いたのか。ではないかと言われている。
3分30秒の長い詩だ。