自民党の裏金事件に関して、国会の政治倫理審査会が週明けの28日と29日に開かれることになった。
2024年度予算案採決の前提となる中央公聴会は29日に開催されることもさっさと決まった。
3連休に選挙区に帰ったセンセイ方が支持者からの批判に申し開きが出来る線で合意したという印象だ。
自民党は「政倫審で国民の皆様に説明しますから。」、「大事な新年度予算も成立させますから。」と。
一方、野党は「とにかく政倫審を開催させることにしましたから。」「これから国会喚問も要求してゆきますから。」と。
その政倫審は非公開、出席者は5人、質疑は一人当たり1時間。
野党の要望にゼロ回答してきた自民党が僅かに引いた一方的ルールだ。
出席者5人のこれまでの言動は「私は知らなかった。」であり、この後に想定される検察審査会で不利になるようなことを言うはずもなく、何も期待出来ない。
かくしてモリカケ、サクラと続いてきた〝誰が、何故、何に〟がまたもや閉ざされる。
「野党は手順を踏んで与党を追い込む作戦で、今度はヤル気だ。」と見る向きがあるがはたしてどうか。
中央公聴会を含めて予算を通すスケジュールが裏で決まっている。
これまで自民党は野党の要求にゼロ回答なのだから、野党は審議拒否をしてでもこの問題を徹底的に追及してもらいたかった。
暫定予算になっても仕方がないほどの腐敗した政治構造があるのだから。
政権党の政治家(屋)が組織的に法律を破って税金を説明出来ない闇のカネに変えていた社会は異常だ。
選挙区の皆さん、4月の衆院補選は大事です。