国内外のオーケストラの音楽監督などを務められ、音楽界の発展に多大な貢献をされてきた秋山和慶さんが26日に肺炎で亡くなられた。享年84歳。
元旦に東京の自宅で転倒して頸椎に重症を負い、治療に専念するため23日に音楽活動からの引退を表明していた。
まさかのあっという間の出来事だ。
息子の音大時代の恩師であり、九州交響楽団に入団後は何度か指揮に来られていた。
音大の鉄道サークルでは〝部長さん〟としてもお世話になっていたようだった。
お会いしたことは無いが、とても親近感を覚える方だった。
地方の音楽文化の発展に力を注ぎ、誠実なお人柄そのままの端正な演奏をもう聴けないのは悲しく残念なことだ。
12月31日にミューザ川崎シンフォニーホールで東京交響楽団のジルベスターコンサートを指揮していてその翌日、元旦の事故。
本当に人の運命は人智を越えているとつくづく思う。
ご冥福をお祈り申し上げます