日本12点、イングランド34点。
ワールドカップ2戦目のノーサイドの笛が鳴って、リーチ・マイケルがゴールポストを背に、崩れるように座り込んだ。
紳士の彼があのような姿を見せるのは本当に珍しいことではないか。
疲労ばかりでは無いと思った。
いくらやっても勝てない。
それもノートライに抑えられて。
その壁の前にへたり込んだように見えた。
自分でも何度も体験したことなので心身の痛みが伝わってきた。
レベルが追いついていると思って挑戦しても相手はまたその先を行っている。
追い越すことは本当に厳しく、難しく、時間がかかる。
次のサモア戦は絶対に落とせない。
彼らの破壊力は相当なモノだ。
今朝のイングランド戦で、後半直後にバックスのセンター付近から左サイドにパスキックが出て、ウイングがキャッチして飛び込んだトライがあった。
日本が伝統的に得意とする戦法のお株を奪われた。
サモア戦では肉弾戦に巻き込まれずに早くボール出しをして、バックスの華麗なパスキック技を見せて欲しい。
一度しか観ていませんので納得して頂けるか・・・
後半のトライはノックオンと決めつけて止まってしまったわけですが、大きなミスです。
直ぐにたたみかけるようにトライしました。
あれでほぼ決まったと私は思いました。
精神的な動揺を見逃さなかったのは流石に強豪国、格上チームと思いました。
質問の応えになるかどうかですが、
ラグビーはゲインラインとアタックラインとディフェンスラインとタックルラインという架空の4つのラインがあり、攻めているのか、守っているのか、グラウンドの何処で闘っているのか、セットプレー(スクラム、ラインアウト)なのか、ラックなのか、モールなのか、
といったことが常に変化しているのが面白さ、難しさです。
攻守も瞬時に変わりますし、ますます複雑化します。
4つのラインが織りなす中にポケットのようなデンジャラスゾーンというのが生まれます。どうやって作り出すかが作戦になります。
キックはデンジャラスゾーンに蹴り込むのが基本です。
どうしてパントであーも距離を稼がれてゴール前に詰められたのか?
→デンジャラスゾーンとかゴールポスト付近に上げてFWを前に出すわけですが、日本のディフェンス力が劣っているということに尽きます。
ゴール前に来られると、スクラムなど余計に疲れ切るでしょ? それが後半に出たということでしょ?
→それはあると思います。自軍のゴールライン付近はゴールラインと4つのラインがほぼ同一になる最も激しい接触が繰り返される場所です。
観ているだけで疲れます。(笑)
対して、身方がパントを蹴っても、距離が長すぎてマイボールにできなかったし(もう少し走れよ! などと何度も思っていた)。
素人目には、蹴ってもそこまで走れず、マイボールにできないばかりじゃ仕方ないでしょ、という感じ。→それが残念ながら今の力の差です。相手の捌きが一枚上なのです。
TVはボールを持ったプレーヤーを追いますので、勝負の綾は画面に写らないところでくり広げられていることもあります。
多分、何のことやらですね。
前半は見事な闘いだった。それだけに、後半が悔やまれたし、その原因が知りたい。その前半元気な時に、どうしてパントであーも距離を稼がれてゴール前に詰められたのか? ゴール前に来られると、スクラムなど余計に疲れ切るでしょ? それが後半に出たということでしょ?
対して、身方がパントを蹴っても、距離が長すぎてマイボールにできなかったし(もう少し走れよ! などと何度も思っていた)。素人目には、蹴ってもそこまで走れず、マイボールにできないばかりじゃ仕方ないでしょ、という感じ。なら、なんで長すぎる蹴りなのかなどね。
流が後ろ向きで上げたのはあることですが、確かに苦し紛れだったかもしれません。
フットボール(キックの多用)は見方FWのラッシュが必須ですが、今回は行ってはいても相手の捌きが一枚上手でした。
ラグビーの試合前は恐怖感があります。
練習で克服するしか方法はありません。
対して、流のは、特に後半など余裕がなくって、後ろ向きパント。
まー凄まじい圧力に負けたということなのでしょうね。
ラグビーってやはり、凄まじいスポーツだ! 死ぬ気で敢行というような!