2024.10.22
気温がやや上がった晩秋の午後、札幌市の南区にある「石山緑地」と芸術の森に隣接する「関口雄揮記念美術館」まで1時間ほどドライブした。
「石山緑地」は北海道開拓時代のサイロや倉庫、歴史的建造物などの建材として使われた「札幌軟石」の切り出し跡地を公園化したスポットで、大通公園の西端にある「札幌市資料館」(旧札幌控訴院)は札幌軟石で出来ている。
展望テラスやテニスコートなどが設けられた自然豊かな憩いの場となっている “北ブロック” と、切り立った岩肌が露出した採石場跡に造形集団「CINQ」(サンク)がデザインした作品が野外展示されて芸術的な景観を生み出している “南ブロック” からなる。
今回は主に南ブロックを巡った。
岩に描かれた絵のようだ。
切り立った岩山や削られた山肌の景色に見惚れる。教会の尖塔のようだ。
〝ネガティブマウンド〟と名付けられている。
通常マウンドと言えば盛り上がっているが、凹んでいるので逆という意味でネガティブという名前が付いている。古代ローマの劇場を思わせる。
薪能が開催されたこともあるとか。
〝沈黙の森〟と〝赤い空の箱〟
〝午後の丘・芝生広場〟というエリア。岩壁から切り出したようなサイコロの造形物が配置されていて野外彫刻公園のようだ。
〝展望広場〟
あいにく札幌市街は望めなかった。中央の渦巻きは人々の交流を表している。
住所:札幌市南区石山78
(「関口雄揮記念美術館」へ つづく)