「お陰様でT農場の春の戦争が終わりました!」
午後の休憩の時にTさんが陽に焼けた顔をほころばせた。
4月13日から近所のT農場に飛び飛びで作業支援に行っていた20haの田植え(補助)が5月29日に無事完了した。
農場ではこの時期、5haのビートの植え付けもあり、将に戦場なのだ。残るは5haの大豆播種とのこと。今日(5/29)は種の消毒作業もした。
育苗プレート作りに2日間、苗運び・機械積み込みなどの田植え補助に5日間、育苗ハウスのビニール剥がしに2ヵ日間、山の中で育ったので生まれて初めての体験だった。
“汽車”通学していた高校は田んぼの真ん中に建っていた。春になると苗籠を腰に付けて手で田植えする姿を見ていたので機械化は労力軽減と効率アップの大発明だとつくづく思う。
綺麗に水洗いされた8条播種機の構造を後継者の息子さんに説明して貰って長年の疑問だったメカニズムも解けた。
苗プレートの底をピンが突いて、飛び出した苗を掴んで、回転ベルトに落として、最後は回転するアームが植え付ける。この機械を作った人の試行錯誤する姿が浮かぶ。
ほんの一部の作業を手伝っただけど、田んぼに愛着が湧いた。Tさんに出来秋に玄米1俵を買う約束をして別れた。
苗を貰ったり、野菜、山菜を戴いたり、いろいろ有り難うございました。
《帰り道、小雨の中をカモがのんびり泳ぐ 2020.5.25》
《庭のハナミズキも今が満開 2020.5.30》