農作業支援の人材登録をしているJAからマスク5枚が送られてきた。2月から5月に従事した人が対象のようだ。順次、配布先を拡大してゆくことだろう。これまでのところ田植え作業だったのでマスクは着用はしていないが配慮が嬉しい。
“アベのマスク”がまだ届かないうちに「緊急事態宣言」が解除された。世帯10万円給付も事業者給付も大幅に遅れてタイムリーさに欠けている。まさしく“間抜け”である。
田植えの手伝いをしていて爆音で飛行機を見上げる。減便で静かな空に政府専用機が何故かよく飛んでいる。
近くの新千歳空港を管理基地にしているので訓練のためにこの辺りの上空を周回しているのだろう。偶然か、暫くすると自衛隊の戦闘機が飛来する。こちらは護衛訓練なのだろうか。
あの飛行機に次ぎに乗る人物は誰なのだろうか。内閣支持率と自民党支持率の合計が50パーセントを切ると政権交代という政界法則によれば、安倍政権は危険水域に近づいている。6月のアメリカでのG7に活路を求めるのだろう。そのための日の丸飛行機の訓練か。
しかし、「次ぎ」の話が出てこない。新型コロナウイルス対策が喫緊の課題となっており、メディアもまだ様子を見るということか。お行儀良くしていると悪政が続く。
緊急事態宣言の解除により「自粛要請」が緩和されても国民の不安は大きいのが今の実態だ。安倍政権の経済復興を優先させた見切り発車が目論見どおり進まず、一方で新型コロナウイルス感染が再び拡大傾向に転じた時、政権選択が可能となるよう受け皿が示されていなければならない。
現実的には与野党連立の救国政権だ。今の政界で仕掛けられるのは小沢一郎しかいない。アレルギーはあっても安倍政治を変えて民主主義を守るという一点で纏まらなくてはならないのではないか。政治家として最後の戦場に立って欲しいと期待している。