RWC2019はポイント制リーグ戦の予選が終わって、力比べのトーナメント制の対抗戦に入った。
20日の日本と南ァの大一番の前に中継されたウェールズとフランスの試合もまた素晴らしかった。
フランスは昔からどこからもパスを自在に繋げる奔放さから“シャンパンラグビー”と呼ばれていた。
イングランド4ヵ国対抗戦に最初に外国から加わった伝統国だ。相手の流血でスタンドが湧いたという逸話もあったくらいの熱狂ラグビーが持ち味だ。
対するウェールズはシックスネーションズ(イタリアを加えた欧州6か国対抗戦)王者。炭鉱、製鉄の労働者を中心として始まり、朴訥で強靱で粘り強いラグビーが身上だ。
ディフェンスを固めた上で、強烈なスクラム、ラックで攻め込むスタイルは個人的に好きなラグービーだ。
ジャージーは炎のようなウエールズの赤にフランスの洒落た青。くっきりとしたコントラストも印象的だった。
前半はフランスが意外にも泥臭くFWが攻め込み先制し、ウェールズが伝統のディフェンスで凌ぐという展開だったが、後半、やはりフランスは顔面へのエルボーでロックが一発退場。
30分以上FW14人での戦いを余儀なくされ、踏ん張ったが終盤にNO8のトライで逆転された。
スコアは20Vs19。日本で最高峰のラグビーを幾つも通しで観れることは地元開催の素晴らしさだ。
このあと、19:15から大一番があった。(つづく)