楕円と円 By I.SATO

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「後期高齢者医療給付金」 すわ詐欺か

2024年11月01日 | 日記
北海道後期高齢者医療広域連合というところから封書が届いた。読んでみると、7月の医療費が高額医療費の支給対象となり、その金額は「¥32-」とある。こんな数字の表記は見たことがない。

「提出してください」との同封の「支給申請書」には振込先の銀行名、口座番号などの情報を記入することになっている。


書類は役所風に整っているけれど、これは例の高齢者を狙った詐欺に違いないと問い合わせ先の市役所の高齢者医療の担当部署に電話した。

返答は正規の書類だった。
「¥32-」は32円のことで北海道後期高齢者医療広域連合はこのような表記をしているとのこと。一般的でないなぁ。なかなか理解されないのではないか。

何でも令和4年10月1日に制度改正があって、後期高齢者(75才以上)の医療費の窓口負担がそれまでの3割負担と1割負担に新たに2割負担が出来て、1割負担から2割負担になった人の負担増加額を3,000円までに抑える配慮措置が令和7年9月30日までとられるのだという。

例えば1割負担で5,000円だったのに2割負担では10,000円になる。増加額は5,000円だから3,000円を超える2,000円が給付されるというわけだ。


しかし、私は後期高齢者になる前から2割負担だし、7月に歯の健診などに行ったけれど負担額の増加が3,032になるような医療費になっていない。

この点を担当者に聞くと、なかなか難しくて理解が十分出来なかったが、後期高齢者医療費の窓口負担割合は年齢だけでなく、障害がある場合はその程度でも区分されていて、制度変更に伴うコンピュータシステムを作り直すのは大変複雑になり、便宜的な計算をして負担額増加をチェックしているらしい、

その結果、私の場合7月の医療費で32円の給付金が発生するのだという。今回、口座登録をすると以後、高額医療の給付金が発生した時は自動的に振込されるとの説明だった。


電話を切って、高齢者詐欺の疑念から調べ始めたこの案件、まてよ、となった。

「マイナンバーカード」が健康保険証と紐づけされ、さらに後期高齢者医療広域連合に登録した銀行口座のデータと繋げると、必然的にマイナンバーカードに銀行口座が紐づけされてしまうではないか。そちらの疑念に置き換わった。

そこまで考えて令和4年から作業してきたのかと考えると、厚労省官僚の知恵、恐るべし。

これから知らないうちにマイナンバーカードにいろいろ紐付けされる時代になるような気がした。油断もスキも無い。




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