2023ラグビーワールドカップ準決勝。
南アフリカが残り2分30秒でイングランドをうっちゃり、16対15の1点差で決勝進出を決めた。
恐るべき底地力というべきか。
決勝は同じ南半球のニュージーランドだ。
キック&ラッシュの今日と違って双方のオープンライン展開が見られるかもしれない。
この試合、南アの主将(No2)がレフリーに判定についてよく尋ねていた。
判定に対する異議申し立ては試合後に文書でしかできないが、不服があるようにも見えた。
ラグビーでレフェリーは絶対の権限を持つ。
そうでもしないと収拾がつかなくなる。
判定について詳しく知りたい時は主将が聞くことになっている。
「何故、ホイッスルなのか。」を尋ねて、その後の試合運びの参考にする。
No2はFWなのでスクラムに関してのことだったのかもしれない。
FWプレーヤーは密集の中にいることが多いのでBacksのペナルティは見えにくい。
レフリーもFW出身なのかBacks出身なのかで反則、特にオフサイドの取り方が厳しい人とそうでない人がいたりする。
そのあたりをNo2は探り、大事なエリアで絶対にペナルティを取られられないようメンバーに注意喚起していたのかもしれない。
後半、イングランドのスクラムで反則が3つ続くことがあり、それが南アの敵陣でのラインアウトからのトライ(両チーム通じて唯一)に繋がった。
最高レベルのチームでFWに3つ連続は珍しいことだ。
レフリーも人の子。
「味方につけろ」とよく言われた。
16人を相手に戦いたくない。