新型コロナウィルス感染者数の発表は、やがて夕方の天気予報のように淡々とした事実とソースが同じ予測をお知らせし、「注意」を促すだけになるだろう。
日本人が忘れっぽいということもあるけれど、ウイルスはヒトが撲滅出来るシロモノでないということが分かるから。
小池知事に代表されるように、コロナ対応をキャッチーなコピーで政治利用することを早く終わらせるのがこの先大事なことだ。
「重症化させない」政策と経済を回す政策を車の両輪で打ち出す政権の登場が必要だ。簡単では無いが、〝コロナウイルスとの共存社会〟はそのようにしてしか生まれないだろう。
5月30日の北海道新聞にうっかりすると見過ごすくらいの15行のベタ記事が載った。見出しは「枝野氏が政権構想案」。国会では安倍政権の体たらく、疑惑を野党が追求していた時だった。
別に枝野立憲民主党を手放しで支持しているわけではないけれど、何でこんなに小さな扱いなのだろうと愕然とした。
これではお先は真っ暗だと思っていたら、6月13日付け「サタデーどうしん」で6段抜きの-ガバメント 舞台裏を読む-との記事がドーンと載った。
民主党政権は東日本大震災の対策を巡って党内亀裂を招き瓦解したというのが枝野氏が目撃し、危機対応の教訓としていることらしい。今の自民党は当時に重なるという。
枝野さん、
あの時、自民党は民主党非主流派の小沢一郎に接近していたという。強かさが必要だ。非自民の大連立で今より数段ましだ。やがて自民党も分裂・・・と待っていて海路の日和は無い。虎穴には入らずんば、の決心が待たれる。