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楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

奈井江町「にわ山森林自然公園」の桜

2022年05月07日 | 日記

 

家から車で1時間30分ほどのところに奈井江町がある。

街の中心地から少し山に入った白山というところで小学校1年まで羆の出る野山を駆け巡っていた。

その地区は炭坑の閉山で、とおの昔に自然に戻っている。

小学校も中学校も勿論無い。

 

奈井江町の「にわ山森林公園」は桜の名所らしい。

昔はどうだったのか分からない。

近年になってから植樹したようだ。昨年に続いて今年も行ってみた。

 

静かな里山の斜面にエゾヤマザクラ桜が満開だった。

新奈井江カントリーゴルフ場の方向に向かって走ると案内が出ている。

 

 

頂上の展望台に向かう道路は桜のトンネルになっている。

 

展望台から碁盤の目の水田が広がる奈井江町の全景と残雪の「ピンネシリ」「樺戸連山」の山々を望むことが出来た。清々しい気分になった。

 

ピンネシリ 1,100m

 

暑寒別岳だろうか・・・。

 

 

 

 

頂上に太陽光パネルで発電した電気で首が動き、目が光り、観光音声案内をしてくれるオオカミが。。。

熊よけにもなっているようだ。

 

帰りに美唄の温泉に寄って、渋滞とは無縁のノンビリした老夫婦の連休花見を楽しんだ。

 

 

 


一番好きな季節

2022年05月05日 | 日記

2022.5.3 近くの公園

 

今日(5/5)は「立夏」。

恵庭岳には雪が残り、朝の自転車散歩はウインドブレーカーを着込み、毛糸の帽子に手袋だから初夏にさえほど遠い。

 

コースの河川敷で馴染みのメンバーに出会って、「暫くでした。お元気そうで!」と互いに声を掛け合うと春になったことを実感する。

見かけなくなった人もいる。お元気でいて欲しい。

 

連休は大雪で傷んだ葡萄棚の補修、自家製堆肥の畑への散布(と言ってもひと坪農園)などで過ごした。

堆肥にショウジョウバエらしきものがどこからともなく寄ってくる。どこで冬を越したのだろうか。

嫌われ者のワラジムシもいずれ軒下の木屑の下に姿を現す。

いつも虫たちの生命力に驚く。

 

来週から最低気温が10℃位になりそうなので農作業支援が無ければ近郊へ1~2泊のツーリングをしようとキャンプ道具のチェックを始めた。

 

日々、朝陽が早くなり、日没が遅くなるこの時期が一年で一番好きな季節だ。

 

2022.4.13    河川敷道路と恵庭岳(左端)


ウクライナ戦争は世界戦争の様相

2022年05月04日 | 日記

戦後世代なので食糧難は経験していないが、小さい頃に親や兄姉からよく聞かされた。

曰く「配給米は少なく、いも、カボチャばかり食べていた。」等々。

コメ、大豆を7割~10割自給していた時代にあっても戦争はあっという間に食糧生産を逼迫させてしまうということだろう。

 

あまり報道されないが国連安保理事会では、ウクライナ戦争によって起きつつある農業危機がもたらす影響も焦点となっていて、国連世界食糧計画(WFP)のトップは「第2次世界大戦以来、目にしたことのない」大惨事を地域の農業と世界の食糧・穀物供給にもたらしていると警告している。

 

ウクライナとロシアは世界の小麦の30%、トウモロコシの20%、ヒマワリ油の75〜80%を生産しているとのことだが、ウクライナの農地は荒れ、農民は兵士となって戦い、物流の拠点港は封鎖されている。

農業に従事していても砲弾、地雷に晒され、植え付けや収穫どころではない。肥料の不足から収穫量が50%減少する可能性もあるという。

実際、ウクライナの人口の少なくとも45%が食糧難に直面し、大人は子どもに食べさせるために食事を抜いたり、食べる量を減らしたりしているという。

アフリカ・サハラ砂漠以南を中心に、WFPが世界で1億2500万人の食料支援に必要な穀物の50%はウクライナから購入しているというから戦争が長期化すれば食糧不足が世界に拡散してゆく。

ウクライナ戦争は「既に世界戦争の様相を呈していると結論付けざるを得ない」という見方は、日本の戦争中の食糧事情からして正しいのかもしれない。

 

日本の現在の食糧自給率は37パーセント。にも関わらず食料品の値上がりの主たる要因を石油価格の高騰による輸送費アップと円安に結びつけている。ブラックユーモアにもならない。

急ぐ必要など無い憲法改正が喧しいが、ウクライナ戦争がもたらす食糧問題への与野党の問題意識がまるで見えない。どうなのだろうか。


知床観光船遭難事故の原因究明

2022年05月01日 | 日記

知床に3度自転車旅をしてきた。

ウトロから羅臼の「クマの湯」の近くの野営場にキャンプして、再びウトロに戻った往復旅が2回、ウトロから羅臼、根室、釧路と抜けた旅が1回。

なので知床峠は2往復半している。

ウトロの野営場を後に、靄で包まれた早朝の峠は熊の気配がする。自転車は音を立てないので突然眼前で鉢合わせしたらどうしようかと、ベルを鳴らしながら坂を登った。

 

晴れている時間に峠の頂上からウトロの街近くまで下ってくると観光船が港を出入りしている姿が良く見えた。

あれなら熊に絶対襲われることはないなぁと思いながら白浪を立てて進む船体を眺めていた。知床観光船の遭難事故のニュース画像を見ていて想い出が重なった。

 

亡くなられた方々のご冥福と御家族の皆様にお悔やみを申し上げる。

出港の判断、日々の運行管理が厳しく問われている。

理不尽であまりに悲惨だ。会社社長の責任は重大だ。

 

気になることがある。

「安全管理基準」とその運用の実態だ。

 

国土交通大臣は「あり得ない」と否定しているが、天気が下り坂にあっても出港時に風も弱く波が低ければ出港し、途中で悪天候になったら引き返すという〝条件付運行〟がこれまで全く無かったのであろうか。

 

記者会見で観光会社の社長は「安全管理基準に数値は無い。」と凡そ信じられない答弁をしていたが、国交省に提出されている原本はどうなっているのだろうか。

 

地元の観光船関係者が声を荒げて国交省の係官に日頃の監査が不十分であるかのような批判をしている映像もあった。

 

ひとり、観光船会社の社長の責任に帰すのでは無く、監督機関にも徹底されていなかったことは無かったのか、第三者機関で徹底的に調査するのが再発防止のために必要と感じる。

 

2017.8.8   15:57