楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

ラグビーから〝ノッコン〟が消える

2025年01月10日 | 楕円 -Rugby-
ラグビーから〝ノッコン〟が消える。
パスをキャッチしそこねて前におとしてしまう反則の「ノックオンknock-on」が「ノックフォワード knock forward」に変更される。

ボールを前にパスする反則の「スローファードThrow forward」と〝 forward〟という言葉で統一された。

日本ラグビー協会が統括団体ワールドラグビー(WR)に合わせて、4月から8項目の用語を変更する。


高校時代の冬の体育は、晴れの日はラグビー、雪の日はバスケットボールで、ラグビーでまず教えられたルールは〝ノッコン〟と〝スローファード〟だった。

大学でラグビー部に入り、奇妙な形のボールとともに〝ノッコン〟という言葉の響きにノスタルジーを感じているので、消えるのはちっと寂しい。


他に、日本が史上初めて8強に進んだ2019年W杯日本大会で、No8姫野(トヨタ)の代名詞的なプレーとなった「ジャッカル」(密集の接点で相手からボールを奪い返す)は「スティール(盗む)」に変わる。

オーストラリアのジョージ・スミスが得意としていて、あだ名が〝ジャッカル〟だったことから名付けられたという。

タックルで倒された相手を跨ぐようにしてボールを奪い取るプレーで、練習で叩き込まれた。昔はピックアップという反則と紙一重で名前は無かった。


ラグビーは起源とするフットボールの名残でトライするエリアを「インゴール」、その境界線を「ゴールライン」と呼んできたが、今回の変更で「トライ・エリア又はゾーン」、「トライライン」などに変るのは〝トライ〟という用語を前面に出して良いかもしれない。

トライした後のコンバージョンキックの制限時間も大リーグの投球ピッチに倣ったのか、90秒以内から60秒以内に短くなる。
クロスバーを越えて入るかどうか、観客もジッと見守る緊張感が薄れなければよいが。。。


ラグビーは冬の競技。
新聞のスポーツ欄を賑わせているが、オールドプレーヤーにはルールも用語も遥か遠くのことになってしまった。

 
                            1966年



石破首相の政治の師が田中角栄とは思えない

2025年01月08日 | 日記
メディアは石破首相の正論、一般論を回りくどく話す独特の言い回しを〝翻訳〟して報道し、首相が即座に発言の意図を説明することが繰り返されている。

「大連立」も「予算案否決」も「衆院解散」も少数与党であればあり得るわけで、メディアは当たり前のことで少し騒ぎ過ぎではないかと思う。
だからどうだというのだろうか。
むしろ定まらぬ政治姿勢を問うて欲しい。


1月20日にアメリカのトランプ政権がスタートする。
米中新冷戦、北朝鮮とロシアの軍事同盟、韓国の政情不安。

周辺国との安全保障上のリスクは格段に高まっている。
トランプの顔色を覗い、これまでのような隷属外交を続ければ日本は益々、国益を棄損するだろう。

〝トランプリスク〟に日本は内政、外交、防衛でどのような処方箋を用意しているのか、もっと知りたいことこそ報道して欲しい。

取材が手抜きなのか、マンパワー不足なのか、〝斜陽〟の新聞業界の衰退が心配になる。


石破首相が政治の師と仰ぐ田中角栄にあやかって、ライフワークの〝地方創生〟について、「令和版列島改造」ということも言い始めた。

しかし、これもさっぱり具体的な内容が伝わってこない。
看板政策の防災庁の設置と連動させてのことだろうけれど、省庁機能の地方移転は昔から言われてきて、確か文化庁の一部を京都に移したくらいしか記憶に無い。
かなり難しい問題なわけで何か算段はあるのだろうか。

中央省庁の職員が住居を東京と地方に持って、往来しながら勤務するという構想は唐突というか、奇想天外というか現実味はまるで無い。

このままでは「令和版列島改造」も〝花火〟で終わるのではないか。
作家の高村薫氏ではないが、「石破発言」は、この先の政治のかじ取りを託すにはあまりに軽い。そしてメディアの突っ込みも弱い。


石破首相は施政方針演説の冒頭で石橋湛山を引いたが、政治の師と仰ぐ田中角栄は湛山の親中国路線の強い影響を受けて日中国交回復という大事業を成し遂げた。

中国に行く直前、湛山宅を訪問し、病床の湛山は車椅子で玄関まで出迎え、「周恩来首相によろしく」と伝えたという。

湛山は日米同盟を基本としながらも一定の距離感を持って、GHQに唯一楯突いた政治家だったという。


石破首相が石橋湛山と田中角栄に政治家のあるべき姿を見ていると言うのならば「ひとりでも行く」という単騎の志と地べたに這いつくばって弱い人々の願いを救い上げる泥臭さい政治手法があってこそのものではないか。
石破首相にその気概は感じない。

今年はアメリカを震源とする世界情勢の大地殻変動が起きることは明らかで、その中で国益をどう守るのか、石破首相は政治の師に見習って肝の据わったところを見せて欲しいものだ。

今年は『炭鉱・芦別』を追想したい

2025年01月04日 | 日記



今年はこの本を読もうと元旦に注文したら3日に届いた。
Amaznさん、そんなに頑張らなくてもいいのに。

日本のエネルギーを支えた石炭を掘り出すために全国から様々な人が芦別市周辺の5つの炭鉱に移住し、暮らし、石油へのエネルギー転換と共に去った。

小学校、中学校、高校の友人達は殆ど住んでいない。
想い出の地には鹿が草を食んでいたりする。
陽炎を見るようだ。


国鉄の技術屋だった父親も移住者の一人だった。
40歳台で中途退職し、三井鉱山の石炭輸送を担う三井芦別鉄道に転職した。
5人兄弟で自分だけが炭鉱で生まれ高校卒業までを過ごした。

職員と従業員、会社と下請け、歴然たる格差社会の存在。
そんな中で分け隔てなく若い情熱を注いでいた教師。

15歳かそこらの少年たちの人格形成に深く関わっていた炭鉱という特殊な社会を『芦別』で追想したい。


編・著者の長谷山隆博さんは長いこと芦別市教育委員会の学芸員を務められ、膨大な資料からなるこの『芦別』を編み、2024年2月9日に64歳で旅立たれた。
中学のクラス会でマイクロバスに同乗して初めて聴く西芦別の歴史をご案内していただいた。
合掌



現在の西芦別町 炭鉱の事務所跡地 2024.9.15



小学校に上がる前、兄たちに連れられて行った炭鉱の映画館でこの曲が上映前にかかっていたことを覚えている。


アーサー・キッド(アメリカ 1927/2008)  
1955年とあるから当方6歳くらい、アーサー・キット27歳頃になる




今年も宜しくお願い致します

2025年01月01日 | 日記






新年明けましておめでとうございます

今年も例年どおり、7Kmほど離れた小さな神社までウォーク&ランニングで初詣でをしてきました。

同じことが出来ることに感謝です。


 21:30就寝
 3:20 起床
 3:50 出発
 4:50 初詣
 5:40 帰宅
 入浴


曇り空で星は見えませんでしたが、いろいろなことを祈りました。