覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

首相「君の夏次郎、好きだよ」(赤坂にて言い間違える)

2005年06月16日 13時44分24秒 | Weblog
 クリーク とは、ゴルフのクラブの名で、ウッドの5番である。2着は5番のガクエンツービートだった。青春の文字で学園、また1着が武(GⅠ初勝利)で、2着がツービートのビートさんとは! 北野武さんのお父様は、北野菊次郎さん というのは現首相お気に入りの映画「菊次郎の夏」でも御承知だろう。その当時、菊花賞が青春をテーマに行われていたことは間違いない。バンブービギン という馬が勝ったが、まことに古い青春ドラマで恐縮だが、村野武範主演の「飛び出せ青春」というのがあった。青い三角定規 というグループの主題歌は古典的歌謡の筈である。このドラマの主役、今や食いしん坊と化した村野武範扮する河野センセの愛称がビギンであった。バンブーとは武(竹)である。3枠で勝ち、2着はレインボーアンバー。
 件の豊のGⅠ初勝利、ごそっと馬券を買い込み、家に帰ってテレビをつけNHKの解説で出てきたゲスト解説が武邦彦調教師。これを見た時は笑った。息子の(予定通りの)1着に、武調教師、特にはにかみも衒いも無く、淡々、競馬会御用達騎手の運命を背負うことになった今後の息子の行く末に、栄光の華々しさよりも、心労プレッシャー、また逆に人気で負けなければならぬ悲哀、苦心など、自らも味わった裏の辛酸を慮る父の苦衷が胸の内を駆け巡っていたのではないか。ことは競馬サークル全体の為。誰かに託される仕事なのである。その親父、トウショウボーイでテンポイントとの一騎打ちとなったあの有馬記念、最後の直線で敗れるボーイを、2度3度と差し返させた武邦彦の腕、豊も敵わぬ流石の「名人」ぶりだった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする