傑物である。
そして、この方が、紅白初出場と云うのも真に意外だった。
「ヨイトマケの歌」 最初は異様な感がしたが、紛れない傑作。
また、パリでピエール・カルダンと会って話をした時、貴方なら着物をどう扱うか訊くと、手の付けようが無いほど完成している、という答えを引き出した。夢のパリのデザイナー、流石文化が読めるのだろうね。三島由紀夫が最後に楽屋を訪ねたとき、部屋の外でじっとしている人物の気配で、少々叱り気味に失礼じゃないの、誰なの！と尋ねると、既にあの挙の決意を固めていた三島さんがそっと名を告げ入ってきた。その最後のステージの折、三島さん見つめるステージで歌っている最中、何故か、この、当時の日本文学の鬼との出会い、若い頃だったから軽口まじりに浴びせた侮辱的発言、以来の交友の様が、走馬灯のように歌の間中去来し、おかしいな、何故・・・ と思われていた夜から僅かに過ぎてのあの市谷の出来事。その晩、三島氏は抱え切れないほどの赤い薔薇を携えて来ていたと言う。人の別れ、劇でなく日常の中にある実感を、わたくしも親しき方の訃報と共に身に沁みるようになった。何か、霊が降りてくる様な感覚で生きておられるらしい。桃組発言もあった以上、今週の８枠にこの人物を探る。きゃりぱにゅも初出場なんだってな。
この方、戦後、そして戦勝国の文化的優位まで押し付けられ、神を喪失した国民、霊や神を否定して生きるのが当たり前のインテリばかりとなってしまったこの国を、どう見据えてこられたのか。西洋文化人の間では、神を否定する、無宗教を告白することは野蛮の烙印につながる。不思議に、最先端の科学者、また物理学者の間でも、科学と信仰は矛盾せず共存する。が、日本では逆で、何らかの知的職業の人物が「神を信じている」と人前で堂々と語ると、単なる妄言としか顧みられないのである。だから、日本人は実は不思議な国民だ、と、家族ぐるみで日本人と付き合うようになったくらいの外国人は共通認識を持っている。
今のように、日本がここまで駄目になったのは、神の喪失＝伝統的な精神性、その鍛錬や謙虚など「道」までも「欲望の肯定」の前に喪失したからであり、近隣各国がここまで日本に悪し様にあたるのは、実は、日本がとてつもなく恐ろしい国だからである。明治維新後の歴史を見ればよい。日本だけ、列強に伍し、屈せず、中国や朝鮮半島はただただ、蹂躙されるにまかされた。中国など一時、国ごとしゃぶ漬けにされた。彼らこそ、中国伝統の美しき精神文化を失い、孔子や諸子百家が目を覆うようなみすぼらしい態度、顔で今生きている。古来中国文明に範を取り、そこから「礼」や「義」や「智」を学んだ我々から見て、真に見苦しく、みすぼらしい。わたくしは慎太郎さんの云う通り、日本がもっと怖れられるほどの自信と卓越性を取り戻すべきだと思う。それで世界に貢献できればいいじゃないか。中国って、近隣に貢献しているのかい。
大和民族は間違いなく、世界にも卓越した優秀さを持っている、とわたくしは信ずる。反省と節度を持った日本が世界を引っ張る立場にあるべきだと思う。
土曜メインの一つ、第４６回 ステイヤーズステークス わたくしは、過去１９年で１７回と云う連動レースを把握しており、例年楽しみなレースの一つ。そして去年この連動が外された以上、今年はその埋め合わせ確実！と見て、是非、勝負してみたいレースである。馬連が ６３７０円 ついた、あのフォゲッタブルでの大勝が忘れられない。わたくしも時に通常の、日々実直な方の○月分または１年分くらい、払い戻すレースがあり、これがあると少々、緩みも加わり、あとは本命サイドの馬券だけでいいじゃないか、と云う気になり、穴狙いを控えめにするようになる。が、今は、穴を考えたい。
そして、第１３回 ジャパンカップダート 武ブログでも外国馬の参戦が無いことを嘆いているが、該当１２月号４６ページ タイセイレジェンド であり、これが素直に ローマンレジェンド 暗示かどうか。
が、わたくしは、もっと別の本命馬が見え、これがよく見えてならない。この秋のＧⅠの仕込みどころはあそこ、あの箇所にあり、それからは素直に、別のある１頭の有力所が浮かび上がる。
これこそ、数ヶ月以上も前の、大きな告知なのではなかろうか。
わたくしはこの１頭を睨んでいる。
週明け、総選挙公示。列島が走る年の瀬。大晦日の週末が開催休みとなる今年なので、有馬で大勝、皆様あたたかく、ゆったりのお正月を切望されておられるのは、わたくしとて同断。
あと、４週。必ず大きなところが獲れるＧⅠが待ち受ける。どの１番人気が飛ぶかである。
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ＧⅠサイン馬続く。有馬までやり遂げるはずだ。ただ、一つ巨きな仕掛が待っている。
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