勢揃い。
30代~40代の「若い」青年達が東京観光に訪れ、知られた旧跡で記念撮影をしている。
と云う態でもあるが、違う。
最初話を聴いた折は、愈々、このメンバーで乗せることになったのか!少々早過ぎないか。また心配でもあった。画面向かって左から
市川猿之助 いちかわ えんのすけ
中村獅童 なかむら しどう
市川染五郎 いちかわ そめごろう
中村福助 なかむら ふくすけ
尾上菊之助 おのえ きくのすけ
尾上松緑 おのえ しょうろく
この殿、右端が最も貫禄があり、地方の青年団の頭のようにも写る、人物。髪型もシュールで、随分と恰幅が出たとも思い、傍に寄ればワイルド感さえ漂う。別の業界のプロとも疑われまいか。正直、舞台では頼り無げでは、と訝った。が、違っていた。染五郎が愈々、大役を担うのか! と思うほどに何処か頼り無げ。正直、危ないとまで思ったものだ。よく観ると、皆まだ、かわいいもの。
それから念の為、大体親族だが、同じ市川でも、一方は澤潟(おもだか)屋、一方は高麗屋。無論兄弟などではない。
勿論、若手とは言え、これだけのメンバーが一堂に会するのだから、座頭格・福助さんが、「おぅ、帰りに飯でも食っていくか!」と声掛けし、銀座あたりで一席あったかと云う気もするが、そうではあるまい。
まあ、舞台では、この松緑さんの高師直が実に小憎らしく、
ぴりぴりぴり、と死にまする
判官が鮒になられた
この毒舌ぶりで、仰天した。上手くなられたものだ。成長ありありで、わたくしの最も好きな歌舞伎役者、祖父にあたる二代目松緑さんのあの世からのお稽古が実ったか、今やどの舞台を見ても大成しつつある。凄いな、やはり。サラブレッドの世界だからな。多少重め、+40kgで出て来ても、舞台の上でゲートが開けば、流石。
ま、帰りに「兄さん、この辺りが新しい山手線の駅ですよ」くらいを廻りつつ、意外に端正で礼節のある、獅童さんあたりが気配り一番を見せ、そう云えば、この時まだ亀治郎さんだったかな、年末ソルマックのコマーシャル。
こうして、上演の度、座頭格を初め、主要メンバーが出揃い、泉岳寺に参り、舞台の成功を祈願する。これこそが、伝統の世界なのである。別に十二月で無くとも、である。
わたくしは舞台のお話をしているのではなく、ぎょっとしたが、早ければ来週、その前に明らかとなり、国中も覚悟を決めるのだろうが
おのおの方 ! いざ
と、十二月十四日、討ち入り当日 に向け、奔り出すことになる。
驚いたね。無論、やるなら年内だろうし。
2014年12月14日 阪神ジュベナイルフィリーズ
この日が、勤労・教育・勝ち馬投票 この国民の三大義務の履行、ダブル選挙(投票)の日となることが濃厚となってきた。
いくらなんでも、28日有馬記念当日は出来ないだろうし、遅れて翌週だろう。
日中首脳会談が実現したが、中国では
安倍首相の日本は軍国主義国だ!
と、プロパガンダを連日マスコミ動員し、国中に広めているそうである。
まつこやみっつが居る、これが軍国主義かよ。
取り敢えず、珊瑚密漁船。止めてんか。観光のように堂々と、大挙してやって来る。何処が「密漁」やねん、と思える。海は地続き、堂々のツアー。国営だよな。
日本が節と恥を知っている国柄で良かった。
いつも、日本人の魂が揺さぶられる舞台、物語である。
思い出の1頭
2006年12月10日 朝日杯FS
2枠 2番 ゴールドアグリ 6番人気
2枠 3番 ドリームジャーニー 戸田厩舎 2番人気 優勝
単 670円 馬連 3750円
わたくしは アグリ の正体を知っていたからこの枠発射を読み切り、躊躇い無く買った。後に、思った以上に、大物に昇りつめた。弟ほどではないが。
さらに終わってから心づいたが、皆様方も『南部坂 雪の別れ』の一幕を観られると良い。
間者潜入に気付き、実は西国のある小藩にお抱えになったので御暇乞いを、と偽り、さんざんに謗られ、帰途に着く、内蔵助。玄関先で、霏々と降りしきる雪の上に、両手を突き、お暇を告げる。その夜半、この南部坂の屋敷内では・・・
遙泉院(ようぜいいん) 浅野匠守・未亡人 名・あぐり
「何事か、戸田」と御傍御用の用人頭に声をかけると、間者を取り押さえた戸田の傍らにひろがって居る、先ほど内蔵助が持参した巻物。そこには一味四十七人の・・・・
本当にいつも、魂の鼓動を感ずる。
長らく、何百年も日本人はこの物語に涙してきた。わたくしも。
自分らのルーツ、文化的伝統をも顧みない、周辺の餓鬼国家どもは蹴散らしてもらいたい。
我われは実の親ばかりではなく、永らくの血の祖先の、DNAの集約表現なのである。全く知らない何代か前の御先祖に似たコピーたることが理の当然である。
しかし、驚いたぜ。この時は、討ち入りの時期のあぐりの枠だから買ったのだが、戸田まで同居させていた仕掛けとは。
テレビ時代劇だと
あぐり(遙泉院) 多岐川裕美
戸田 梶芽衣子
このあたりが、好い。適度に長けて、熟し、品格が高く、美しい。
世界に誇る、日本女性の美を粋にしたお二人。
無論、今年も同様にテーマを散りばめてくる向こうの筈である。
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しかし、忙しくなるな。