中日レジェンド登場

　次の事柄も是非、競走史上の演出者側の工夫、その結実としてお伝えして置きたい。わたくしの反省にもつながる。

　先週の競馬のテーマとは、断然　

　　　　　北海道新幹線　開業　　　新函館北斗駅　スタート　　

　　　　　ベルギーのブリュッセル　同時多発テロ　　　　

　この２つだった筈だ。これは最初に断言申し上げた。で、新幹線『はやぶさ』が疾走する週、これに併せ、待ってましたのグランプリホース　ゴールドアクター　吉田隼人　このはやぶさジョッキーの優勝の日経賞。これを初めとした演出はさて、ブリュッセルのテロだが、わたくしが事前に伏字でここに記し、御登録各位様には無論、全公開したアイテムとは、このテロで着想された次の競走馬だった。


　　　　グランプラス　　　　　　古賀慎明　厩舎


　彼の地に御旅行された方は御存知だろう。ブリュッセルの観光の中心とも呼べる、英語読みすれば、グランド・プレイス　世界一絢爛な広場と呼ばれ、四方を囲む、煌びやかな建物。このブリュッセルの、グランプラス広場を思っていたからこそ、祭りで華で埋まるこの広間の写真をここでも掲げた。賢明な方はこの馬、この厩舎だと気が付かれたのではないかな。

　で、わたくしは、このブリュッセルの騒動の週、グランプラスの古賀先生に何らかの仕事があると見た。

　
　日曜、もう１つの重賞　第２３回　マーチステークス　これまたここでも伏字で示したが、この前の週の配置


　　　３月２０日　中山　６Ｒ　　２枠　３番　サンブルエミューズ　　　　＝　仏連隊行進曲　
　　　３月２０日　阪神１２Ｒ　　２枠　２番　サンライズマーチ　　　　


　前週、この２つの配置から、わたくしは昨日の　マーチステークス　２枠が予告されていると感じ、そう申し上げた。ちなみに　サンブルエミューズとは、フランス軍で最も著名な連隊行進曲である。

　マーチは２枠。こう心得ながら、結果　枠連　２－２　わたくしは２枠を取り上げながら、この馬券を獲れず、お伝えも出来ず、もっと別の狙いを取ってしまった。それは


　　　　５枠１０番　キープインタッチ　　　　　　古賀慎明　厩舎　　　　　１２番人気　

　　　　４枠　８番　ドコフクカゼ　　　　　　　　　友道康夫　厩舎　　　　　　２番人気　


　これらに加え、ある別の枠だった。まず、ブリュッセルのテロを思い、当然の古賀慎明厩舎の１頭。

　そして、この昨日のＧⅠ中京のゲスト

　　　　　元ドラゴンズ　　山本昌　　　　８月１１日生まれ　

　　　　　調教師　　　　　友道康夫　　　８月１１日生まれ　

　このＧⅠプレゼンターと誕生日合致の、唯一のＪＲＡ関係者。

　そして、該当４月号４６ページに、高松宮に出走しない　ダンスディレクター　が登場し、これがウイニングチケットと同じ馬主、所縁の馬で、ウイニングチケットのダービー　枠連　４－５　への疑いを抱いた。

　また、この日、ゾロ目の示唆が豊富で、わたくしはもしこのメイン重賞がゾロ目ならば　３番人気・２番人気　が組んだ４枠、この　４－４　だと見たが、結果は　２－２　１番人気・８番人気の２頭のゾロ目で、穴　枠連　３０８０円　と云う美味の馬券だった。無論悔しい。


　が、終わってみて、これこそが、ベルギーのテロ写し出し。最大の先週の演出だと分かり、唖然となった。これをお伝え申し上げる。

　やはり、古賀慎明厩舎。このグランプラス厩舎で最も思い出すべきレースこそが、このマーチステークスの正解だったのである。


　　　　２０１６年３月２７日　中山１１Ｒ　第２３回　マーチステークス　

　　　　１着　２枠　４番　ショウナンアポロン　　　　　松岡　　古賀史生厩舎　　　８番人気　
　　　　２着　２枠　３番　バスタータイプ　　　　　　　　内田　　佐藤正雄厩舎　　　１番人気　
　　　　　　　　　（１６頭）


　そして、このレースは事前に　３枠６番　グランドシチー　取消　があり、このグランドシチーとは無論、グランプラスを抱える、ベルギーの首都、ＥＵの首都でもある、ブリュッセルのことであり、これがテロに襲われた事実を映す、シチー馬の取消である。これが、このレースこそ、欧州でのテロを映す、これがテーマであることの宣告だったのである。別の古賀さんに勝たせた日曜中山のこの重賞。モデルとなったのは、古賀慎明先生最大の傑作

　　　　　　サンテミリオン　　　　　２０１０年　オークス馬　　　（アパパネと１着同着優勝）


　この大舞台が

　　　　２０１０年　第７１回　オークス　

　　　　１着　８枠１７番　アパパネ　　　　　　　　　　　蛯名　　　国枝　栄　　　　　１番人気
　　　　１着　８枠１８番　サンテミリオン　　　　　　　　横山　　　古賀慎明　　　　５番人気


　１６頭立てのマーチステークスながら、事前取消発表の　グランドシチー（ブリュッセル）　を取り除き、１５頭立てと考えると　３番　バスタータイプ　＝　１５頭立て３番　で　１８番目　１番人気　これと隣の馬とのゾロ目。

　これが、上記同着オークスと同じ、１番人気馬と同居馬とのゾロ目　映し出しだった。
　

　　
　一方、日曜もう１つのメイン　阪神　六甲ステークス　これはわたくしも、ゲスト・山本昌　この人物からの読み通り、本線　枠連　４－６　で頂戴した。意外だったのは　４枠８番　ガリバルディ　かと見たら、同居の人気薄　４枠７番　テイエムイナズマ　５番人気の発射だったことだが、４枠　６枠　この組み合わせが第一と読み切っていた。


　優勝枠は

　　　　　　６枠１１番　ラインスピリット　　　　　　　松永昌博厩舎　　　　馬主・大澤繁昌　
　　　　　　６枠１２番　ダノンリバティ　　　　　　　　

　　　　
　余りに鮮やか！

　実に、ＪＲＡページに掲載された、中京のＧⅠ　高松宮記念　に向けた、ゲスト、そのイベントの紹介だが、皆様方も確認されたら好い。事前に読まねば駄目だが


　　　　３／２７　　中京競馬場　

　　　　　山本昌さん　トークショー　　＆　高松宮記念　予想会　　

　　　　　　　　　司会　大澤広樹　　


　競馬ファンなら、御存知。ラインクラフト　などで著名な馬主・大澤さん。この冠号が　ライン　であり、このイベントが中京で組まれた当日の中山メイン。マーチステークスの上記の６枠だが、

　　　　　山本昌　　（本名　まさひろ）　　　　　　→　　松永昌博（まさひろ）　厩舎

　　　　　大澤広樹　アナ　　　　　　　　　　　　　　→　　馬主・大澤繁昌　　ラインスピリット　


　余りにピタリの造型。同じマサヒロ　同じ昌　の調教師と馬主。

　実に同じ、マサヒロ　と　大澤　このコンビの馬が同居した６枠だった。
　


　もう１つ。中京でも、松永昌博厩舎＆ライン馬　が２Ｒにあり、これは１番人気で２着。

　わざわざゲストを呼び、この朝早いレースの１番人気の２着発射を告げるだけで終わる訳が無い。


　やまもと　まさひろ　登場の日、まさひろ＆ライン　の２頭の枠はともに発射。この前に、山本昌が登場したのが、京都と中山で金杯が行われた当日。何故か開催のない中京でのイベントだったが、この日の中山金杯の勝利こそ　ヤマカツエース　ドラゴンズの　エース山本　の勝利だった。



　そして、レースタイトルの六甲だが、六甲のおいしい水　から、直前　阪神１０Ｒ　４枠６番　ウィットウォーター　この水の枠が不発ならば、やはり　人気　ガリバルディ　の４枠と見ていた。

　
　　　　　枠連　４－６　　４７０円　　　　馬連　３１９０円　　　

　

　桜花賞のプレゼンターは、愈々　藤原竜也　登場。

　また、２つのＧⅠを終え、わたくしの読みを実証してくれた


　　　　　２０１６年　春ＧⅠシステム　　

　　　　　２０１６年　春ＧⅠサイン馬


　高松宮記念　は前者から２枠　後者から３枠　が浮かび、枠連　２－３　だった。

　桜花賞　は、この２つ両方が　〇枠指示　で合致している。メジャーエンブレム　もし来るとすれば、この馬からこの〇枠へ。この１点重点で大笑いのレースとなるかどうか。


　御登録は

　　　　　　　sir_delacroix@yahoo.co.jp　　　　まで

　『詳細希望』　または　『登録希望』　の件名明記にて、空メールを下さい。


　先着お手続き順にて、年度末・有馬記念までの優待御登録。御受け致します。

　無論、春シーズン　宝塚記念ＧⅠ　までのシーズン御登録も御受け致して居ります。

桜の下、I am a !

　終わった、第４６回　高松宮記念　次の事柄も、お伝えしても構わないだろう。

　御登録各位様には土曜情報でお伝えした内容の一部である。

　実に、今回のレース当日、３月２７日の暦、歴史を調べると次のようなことが浮かび上がって来た。


　　　　１９１２年　３月２７日　当時の東京市長・尾崎行雄がワシントンに桜を贈る


　これが現在も、ワシントンのポトマック河の畔に咲く、美しい桜のルーツ。答礼に、１９１５年には逆に合衆国政府から日本へハナミズキの木が贈られた。

　この　３月２７日は　サクラの日　これがルーツかとも思ったが、実は　サクラ、咲く　＝　サク３９ラ　サク３９　の語呂で、２つのサク＝３９　から、九九の３・９＝２７　で、ちょうど桜開花の頃の３月２７日が符合することから、この日、昨日をサクラの日としているらしい。

　今年のサクラの日、ＧⅠ高松宮記念。これで予め注目していた２枠に

　　　　２枠　３番　サクラゴスペル　　　　　　父サクラプレジデント　　

　この配置を見、今年がアメリカに取り重要な、大統領選挙の年であり、ＮＹより以上に、政治の首都ワシントンに注目が集まる年、この桜の大統領の息子、サクラの馬が実に似合いだった。

　しかも、現在。このポトマック河畔の桜を愛で、３月最終週の土曜日からおよそ２週間、全米桜祭りが開催され、この期間、日本から贈られた桜を見上げ、日本のこころに触れ、日米親善友好を深める思い。これは日米双方共通の筈である。実に、先週土曜から、この祭りが始まった折だったものである。

　しかもわたくしは、この　サクラプレジデント　の２枠。昨日申した、２枠が　かつうらビッグひな祭り　これを模した造型であることに加え、この　サクラプレジデントの調教師。尾関知人（おぜき　ともひと）先生に、次のようなものが託されていると読んだ。


　　　　尾崎行雄　　当時の　東京市長　　　桜を贈った当人　


　この人物だが、今で云えば、東京都知事。だからこそ、


　　　　　　　尾崎行雄　知事　　　　　　おざき　　ゆきお　　　ちじ　　

　　　　　　　尾関知人　調教師　　　　　おぜき　　　　ちじん　　　　　


　こう読み換えているのではないか。即ち、おぜき　ともひと　がお名前の読み方だが、これを　おぜきちじん　＝　おざきちじ　と、この桜寄贈の主に読み替えなぞらえ、この３月２７日を狙い澄まし、出走、配置して来たとの疑いである。これが正しい読みだったと考えられる。


　次に、結局は１番人気となった　３枠６番　ミッキーアイル　松山弘平　やはりもしこの乗り換わりの若手・松山が発射してくるのならば、その必然性とは何か。わたくしには次の事柄が思い浮かんだ。


　　　　　今年２０１６年　文豪・夏目漱石　　没後１００周年　　


　無論、説明不要の近代明治期の文豪。学校でこの作家の作品を一度も読まされなかった日本人は、ゆとり教育時代だった頃はさて、かつて居なかった筈だ。この漱石は、英文学研究者として英国に留学。帰国後、伊予松山の旧制中学の英語教師として赴任。かの地を舞台に小説『坊ちゃん』を書く。その後、東大文学部教授へ。この漱石１００年を記念し、某新聞社では、また漱石作品の連載を行うと云う。

　今回、松山と云う若手がもし来るとすれば、ヤング松山こそ、伊予松山のボーイ　＝　坊ちゃん　写しである。加えて次の事実もすぐ調べがついた。


　　　　１９１６年　１２月９日　　　夏目漱石　　　　死去

　　　　１９７６年　１２月９日　　　福永祐一　　　　誕生　　


　これが　２枠４番　ビッグアーサー　福永祐一　実に、没後６０年の命日に生まれた、福永。捉えようによっては、この大文豪の生まれ変わりと云うことになる。今年、何処かで大仕事がある、との解釈が自然だった。


　そして、　この伊予松山の坊やを従え、福永ビッグアーサーの優勝。

　実に、去年のスワンステークス直線での落馬事故、長期戦線離脱。これから復帰してＧⅠ勝利と云う、今回を思えば、この復帰優勝には、没後１００年の夏目漱石の復活を福永が体現する存在であると読み取れ、今年はこの先もまだ、福永の仕事が続くことが予想、期待されると思うのである。


　浜中騎手の負傷離脱で、ミッキーアイル　がまわって来た、松山弘平騎手。

　また、偶然の巡り会わせを装い、初めて乗ることとなった　ビッグアーサー　福永祐一騎手。


　ともに主戦ジョッキー不在での諸事情がもたらした乗り換わりと見せ、周到な準備の上の計画通りの騎乗であったことが窺われる。いやわたくし共は断定する。今年の映し出し、この日付の映し出し。ここに国民的文豪メモリアルと、日米親善を託し、歴史的根拠と来歴らを踏まえた、鮮やかなレースだったと云うことになる。根幹レースのＧⅠとはこのようなものだ。

　だからこそ、漱石命日生まれのジョッキーが、可愛い顔の松山坊やを従えゴールした瞬間。ルー大柴でなくとも

　　　　　アイアム・ア・キャット！　

と叫びたいレースだったのである。



　昨日は、四国新聞杯も組まれていたが、最も大きなレースのタイトルも考え合わせると

　　　　高松　　四国　　松山　　そして高知がルーツの福永ファミリー　・・・　うどんが食べたくなる　



　かく、出馬表の造型から、レースを読み、枠順や同居、引いてはレースの意味、テーマを読み解くことが予想行為なのである。



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