皐月賞 ２枠中心 を読み切った後、九州大地震発生。これで ２枠本命視 揺るがなかったのか。
揺るがなかった。
震災と皐月賞。これで最初に思い浮かんだのが、
ミホノブルボン １９９２年 皐月賞馬
オルフェーヴル ２０１１年 皐月賞馬
この２つだったからだ。地震とは切っても切れない、父マグニチュード 産駒 ミホノブルボン ２枠４番 で皐月賞を制す。 東日本大震災で、延期、しかも東京で代替開催された皐月賞の オルフェーヴル のレースもまた、枠連 ２－６ 共に２枠が重なる。
そして、意外な優勝馬と思えた、ディーマジェスティ 蛯名正義 どうやら、様子が呑み込めてきた。
これは皆様方にも申し上げたが、
２００４年 秋 黒田慶樹さん（今日誕生日）と清子内親王様、婚約内定で、発表予定。
これが中越地震騒動で延期、高松宮喜久子様御逝去でさらに延期後、年末に公式発表。翌年の
２００５年 ３月１９日 納采の儀（婚約の儀式）
実に、御夫妻のご婚約の記念日、この３月１９日生まれこそ、蛯名正義。
また、九州を襲った震災を思っても、
中越大地震 枠順発表後、土曜競馬終了後発生。翌日菊花賞 予定変更で
デルタブルース 岩田康誠 優勝
これが明らかに、新潟 ＝ 『雪国』 を映し出すための、ノーベル賞受賞の『雪国』の作者・川端康成と似た岩田康誠が選ばれた優勝。同様に
九州大地震 枠順発表後、木曜夜発生。日曜（今日の）皐月賞
ディーマジェスティ 蛯名正義 優勝
ここに託されていた人物は、鹿児島出身。日田県知事歴任で、明治の元老となり、明治天皇の信絶大なる、総理経験者・松方正義写しである。知行地は、佐賀、福岡の一部、大分、熊本にまで及ぶ。正しく九州男児。
これには前例が探し当てられる。わたくしも単勝を買い、２着で忸怩たる思いで見つめた、１９９５年 天皇賞・春。
１着 ２枠 ３番 ライスシャワー ＝ エドウィン・ライシャワー（米・駐日大使）
２着 ７枠１５番 ステージチャンプ 蛯名正義
この僅か数ｃｍ差の２着。実は、この寄り添いの意味だが、ライシャワー大使の夫人こそ
ハル・松方・ライシャワー さん 松方正義の九男の娘
だからこそ、ライスシャワーに正義の馬が寄り添ったのである。これも踏まえ、さらに浮かび上がる真実は
ミホノブルボン ＆ ライスシャワー ダービーで１・２着 菊花賞で１・２着
この２つの大レースが共にゾロ目。分身的にマグニチュード産駒に寄り添ったのが、逆にライスシャワーだったのである。このキャリアを踏まえ、逆に上記の天皇賞・春、ライスシャワー２度目の戴冠の折、ブルボンの代理の介添を務めた人物こそ、蛯名正義だったのである。
これが、九州男児、近代政治史に名を残す、九州男児・松方正義代理騎手。この人物がこの九州の大震災の今回、重任を背負わされ、登場した隠れた主役だった、と考えられる。
わたくしが、この馬を前走、共同通信杯で取り上げ、馬券を頂戴した根拠も、この馬がその前走、年末のホープフルステークスで、出走取消した１頭だったからである。希望のレースで、出ることも叶わず取消。ここからの復帰、共同通信杯、皐月賞連勝。ここには、災厄から立ち上がる人間の姿が、託され、投影されている。
そうキャラ化された優勝だった、と考えるべきだろう。
正義 とは、九州出身で、この土地を広く知り、総理を２度、大蔵大臣を７度務め、日本銀行を設立。競馬界を代表する、マグニチュード馬、その代理伴走をも務めた、震災の友。黒田夫妻御婚約のメモリアルデー誕生日にして、今日がお誕生日の明治帝の昭憲皇太后にも近い、明治天皇の代表的な忠臣のお一人。
馬が走っているように見せつつ、実際は、歴史を、役割を、世相を、人びとの思いを担うキャラクターらが、お芝居として、スポーツの体裁を取り、走っているのである。着順など、ゴール前の群衆ドラマの中の各配役らの手綱具合一つでどうとでもなる。これを競走に見せるからこそ、プロフェッショナルなのである。
今日もどうでも好いような小さいなレースで、バタバタと落馬が相次いだ。
二ノ宮先生には、デルタブルース菊花賞の２着 ホオキパウェーブ が居ることも忘れていた。Ｐ波厩舎だったのである。
中越大地震の翌日の菊花賞の優勝位置 ８枠１８番 ここに２着厩舎が配置されたのが
８枠１８番 ディーマジェスティ 蛯名 二ノ宮厩舎
今日の栄光の優勝馬だった。
最もタイムリーで、大きなものを担った。
だからこそ、恐らくはオリジナル、震災発生前の脚本では ２枠３番 マカヒキ これは当然としても、別の優勝馬が用意されていたはずである。
どの馬か、これは永遠に分からない。
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