覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

クライマックス序章彩り

2017年12月05日 11時34分56秒 | Weblog

 今週の3重賞。連動は調べ上がった。


     阪神ジュベナイルフィリーズ      過去16年で15回  ここ13年連続
                              過去12年で11回  ここ10年連続  

     中日新聞杯                過去18年で16回  

     カペラステークス             過去全9回連続  2つ  【GⅠレース1つ】


 2歳女王戦 第69回 阪神JF は、1番人気必至 ロックディスタウン とは思えないので、中心は12月号今週該当53ページから、あの馬だと思うが、GⅠシステム からも、先ず 枠連 〇-〇 を買いたいが、控え目に云って 〇枠 または 〇枠 発射。ここまでは100%絞り込み、先週3重賞レの炸裂が強烈だった、〇〇〇〇の登場メッセージ。これを絶対的材料として組み立てる。もう、来週 朝日杯FS からは、16日発売1月号『優駿』支配期間に移行する。12月号との御付き合いは今週が最後。

 そして、通巻 888 の運ぶ意味は明白だ。

 週末の真珠湾攻撃、来週の赤穂浪士討入りと云う時節だが、CMの告げるクリスマスイブ・グランプリまで、一直線であり、今年は年度最終の大一番、28日 ホープフルステークス と云う、有馬記念後の、GⅠ最終レースが待つ。出馬表は26日に出す、と告知されているので、クリスマス明け、直ぐまた忙しくなる。

 が、朝日杯組 VS ホープフル組 この真の激突となる来春クラシック。2つの2歳GⅠが出来、今年のダービーはホープフル勝ち馬だったが、何故2つ作ったのか。春の大阪杯に併せ、春秋12レースのGⅠを揃えることはある種の向こうの秩序意識で、1年12ヵ月と揃えることも意味を帯びると考えられる。


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 水曜情報、御登録各位様宛、明日午後早め、御送付予定である。

 53ページ。8に拘る2月号。

     大競走」完全制覇    

 騎手だと 保田隆芳 武豊 だけ。トレーナーは往年の大ボス2人はさて、馬主さんは サンデーレーシング 金子真人。生産者は 社台とサンデー。

 金子さんに驚嘆するが、2頭の3冠馬の荒稼ぎ。納得。

 人気馬をばっさばっさと切り捨てるのは良いが、対抗でなく、本命で当てて欲しいとの声。無論、沢山頂戴している。

 ゲスト・プレゼンター  との戦いだが、最早 枠連 〇-〇 及び 〇―〇 の告知。これは受納済み。明日、詳細をお伝え申し上げる。

 当然9日土曜は 田中圭 10日日曜は 蛍原徹 の中京ゲスト。そして、香港への注目を促す以上、香港を抜きに考えられない今週末JRA重賞となる。無論、枠連 〇-〇 〇番〇番 10頭立て この競走はチェック済みで、今週何処で出るか。高配当か、3つあるどれかメイン重賞か。


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分散配置

2017年12月05日 01時07分13秒 | Weblog

 12月2日土曜日 阪神5R 実に不思議だった。

     8枠 9番 ウインプライマリー        松田大作 北出成人 
     8枠10番 シャフトオブライト         高倉稜  杉山晴紀 

 わたくしはこのようなものを分散配置と呼んでいるが ウインブライト スプリングステークスを勝ちつつ、今年のクラシック本番ではほぼ何もせず、先月ローカル重賞 福島記念 を勝った1頭の、同居2頭を駆使した強調である。そして

    3月19日  第66回 スプリングステークス    枠連 7-8  10番 8番 

    12月2日  土曜阪神 5R  上記レース         枠連 7-8   8番10番  

 先ずは、8枠にスプリングステークス勝ち馬を造型、強調し、このレース自体が、まんま スプリングステークス と同じ 枠連 馬連 1・2着順番の入換だけ。

 この訴え掛けであるだけに止まらなかった。 このスプリングステークス当日のもう1つの重賞

    3月19日  第65回 阪神大賞典          枠連 3-8   9番 3番   10頭立て  

                                  10頭立て = 換算 9番13番

    12月3日  第18回 チャンピオンズC       枠連 5-7   9番13番 


 こんなことをやって来るんだよな。

 先ず、スプリングSを暗示して置いて、そのレース自体で同じ結果を出す。実に奇妙だとは思っていたが、同一 サトノダイヤモンド シュヴァルグラン の重賞が チャンピオンズC 正解馬番の告知とは!

 が、これも出馬表読み。修行、学びと見做すべき材料である。


 この馬番 9番13番 = 9月13日 実に

     1912年 9月13日  明治天皇の大喪の礼、挙行 

 実は平成の終焉も見えた週なので、この近代歴代の帝の終焉を重ね見て居り、また驚きの事実は、史上に名高いこの明治帝の葬儀当日

      9月13日  乃木希典 静子 夫妻の自決   

 殉死だった。我われ、昭和の終わりに立ち会い、見守った世代の者は、平成おじさん、のちの小渕首相の姿と共に、陛下が崩御あそばされたら、誰が後追いするのだろうか。全国でどれくらいの方が出るだろうか。この思いは持っていたが全国各地、元軍人も軍事官僚も目立った騒ぎは無かった。それくらい、アメリカ風の人権、民主主義、人命尊重の気風が行き渡ってしまっているのかと嘆じた。

 実に、昭和天皇の幼少時代、教育係も務め、学習院院長にも就任した乃木将軍は、嘉永2年11月11日生まれ。これは申し上げた通り、横綱昇進後の、日馬富士初土俵の日であり、

     初土俵の日 11月11日   ~   横綱引退、終焉の週   9番13番 

 これが 乃木希典 11月11日生まれ ~ 9月13日 夫人と共に自決。乃木将軍に主役・日馬富士を重ね見た上で、先週最大の話題を写し取ったのが、チャンピオンズカップ 即ち チャンピオンズ(横綱たち)の宴の集い 今年の砂のGⅠ だったのだ。

 実はわたくしは、重厚な俳優として活躍された丹波哲郎さんと接点があり、死去された翌年夏、近隣や極近しい方々だけの追悼の集いに呼ばれ、伺ったことがある。その席、東映の大泉学園撮影所で上映された追悼作品が『二百三高地』。主演は 仲代達矢 の演ずる乃木将軍で、丹波さんは児玉源太郎将軍、これが実質的ヒーロー。乃木将軍は一貫して無能な将軍としてこの旅順攻略の攻防が描かれ、大変いい映画で、後年丹波さんも日本中どこへ行っても賞賛される出演作はこの映画だった、と語られていたと云うが、日露戦争の旅順攻防は当時世界的な、ジャーナリストらも含め注目を集め、新興小国・日本と大ロシア帝国の極東での激突。その動静は、恰も五輪の日々のメダル争いの詳細のように世界で報じられたと云う。
 この映画にはそれが詳しいが、日露戦争後、乃木大将は世界的称賛を浴びる。最激戦・旅順は、ロシアが誇っていた攻略不可能、世界最強の砦であり、これを陥落せしめ、降伏したロシア兵を寛大に処遇し、敗軍の将ステッセルに敬意を以て対し、ロシアの雑誌ですら、英雄乃木の挿絵を掲載、世界各国王室政府から勲章が授与された。

 わたくしはある時、ブリュッセルのバルだったか、TOGOと云う名のビール瓶を見つけ、日本製の輸出品かと思ったがラベルの画も紛れもなく東郷平八郎将軍の欧州産。

 戦後民主主義教育であまり教えられてきていない我々ジェネレーションだが、世界の軍事史上、傑出した名将として今日ですら世界各国の軍事大学では、日本海大海戦や旅順攻略などの戦闘例が戦略の規範、手本として教えられている。

 勝ち戦の大将として宮中に参内、復命書を朗読する将軍の姿は、仲代さん入魂の演技だが、勝って凱旋しつつ自身の息子二人を戦闘で亡くし、学習院院長就任の折

     いさをある 人の教えのおやとして おほし立てなむ 大和なでしこ    

 この歌を自ら詠み、息子二人を亡くした分、生徒らを自分の子供と思い教育せよとの御ことばが天皇から下されたと云う。
 その上での殉死。

 高齢化でもひたすら命だけは長らえさせる、との思潮の現在、考え及ばぬような高潔、至誠そのものの生き方、姿勢が伝わって来る。
 
 何かそう遠くない昔だが、日本人、大和魂の美しさが感じられ、偲ばれる。

 ムーアボウマンだとて、日本に打たれ、日本に真の敬意を覚えるのは、日本産馬ではなく、歴史や古来固有の精神が今も何処か感じられる、仕事に打ち込む姿や作法、宴席や京都などの古跡に漂う空気、またおもてなしのスピリットに触れる時では無かろうか。

 競馬とて、世界と「触れ合い」、またそれを通し世界に貢献する為、その手段として行われていると考えられる。そして日本を解かってもらう術の1つとして、国家も運営している。

 先週の大波乱も、1レースで 100円 → 2400万円 これとて、払い戻し先(収納先)は国庫に決まっている。トランプさんに云われた兵器買い入れは国民の為でもあるからだ。
 
 これまた信じ難い光景の1つでもあるが、映画『二百三高地』では、対峙する両軍合意の休戦の日、戦地でのホリデーがもうけられ、その日、両軍は自分の陣地でくつろぐのではなく、フィールドに出る両軍の兵士ら同士の交流の姿が描かれている。ロシア兵が日本兵に持参のウオッカをすすめ、「これがナタリアだ」と身に付けた妻の写真を見せる。日本兵とて同様に、日本酒の酒瓶を渡し、共に酌み、「どうだい?」と尋ねつつ、握手をし、ハグしあい、翌日また殺し合うのである。街中のけんかやスポーツの乱闘とは全然別の空気が支配していたのではないか。またお互いに真に憎しみ合い、真の殺意を以て臨んだのではなく、ひたすら忠実に、国家と家族の為と信じ込み、乃木将軍も傍らの将軍付勤務を断る息子を最前線に送り出したのである。

 何か今の時代には考えられない、人の美しさ、佇まいがある。

 どうにも、結局は主催国馬のレースだった国際競走2つを終え、わたくし自身、和柄に少し染まった。
 レースとして見ても、直線後方からのライアンの鮮やかな追込み、差し切り。見事で久しぶり大舞台の古川の勝ち馬への寄り添い、最後上手に差し切られる手際。いい仕事だった。

 かつてペレと戦ったある相手GKは、「ペレが自分の守るゴールにシュートを決めた時は誇りすら感じた」と語っているが、古川も異国から「世界NO,1」ジョッキーを迎え、これと最後まで死闘を演じた、この誇り、また仕事ぶり。調整ルームでレース後、仲間内から賞賛されたに違いない。

 最初から申し上げていたが、世界的名手がクリスマスまでやって来ていて、手ぶらで帰る、また帰す訳も無し。
 来るなら頭だと見ていたが、土日連続の重賞先頭ゴールだった。1日平場で5レース勝つよりも、でかいとこ2つ。いい仕事だった。

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 まだ残っている、出稼ぎジョッキーが居る。穴っぽいとこに乗って来る筈のシュミノー、アッゼニなど、有馬記念でも気配りすべきだ。


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