
サッカー日本代表前監督の岡田武史さんが母校の早稲田大学でリーダーシップ論を熱弁したそうです。「岡田ゼミ」は日本代表をベスト16に導き、サッカー解説者に就任した岡田氏が、WOWOW「リーガ・エスパニョーラ」特設サイト「岡田ノート」の特別版です。会場となった大隈講堂には、同大学の3~4年生を中心に約250人が招待されました。「胃痛オブ・ザ・イヤー」を受賞し、流行語大賞では「岡ちゃん、ごめんね」が候補に挙がるなど、さまざまな苦難を乗り越えた岡田氏の言葉に、聴衆は熱心に耳を傾けていたようです。
岡田氏は、求められるリーダー像は「上司として矢面に立ってあげられる存在。私もマスコミの前で選手の悪口は言ったことがない」と断言してました。
就職活動を控えた学生たちには、「人生には誰しも『落ちる』瞬間があるが、それはより高く飛ぶためにしゃがむのと同じ。そこで簡単にあきらめなければ、不思議と神様は必ずごほうびをくれる」とエールを送ってました。岡田氏は現在、レアル・マドリードの監督を務めるジョゼ・モウリーニョを例に「あれだけのスター軍団がついていくのは、彼らのハートをつかんで信頼関係を築いているから」と分析しました。自身の経験も踏まえ、「選手には愛情をもって接するが、こびてはダメ。『このおっさん、何するかわからんぞ』という緊張感がないと」と強調しておりました。(WOWOWより)
船頭は誰よりも一番先に風を真っ正面から受ける存在です。逃げたらすべて終わりです。船共々荒波に呑まれてしまいます。荒波にもまれながら1人前の船頭になっていくのでしょう。
「人はリーダーに生まれない。リーダーとして振る舞える習慣を持った人がリーダーになれるのだ」