青森市で津軽弁の詩を墨彩画で表現した作品展が開かれています。青森市の五拾壹番館ギャラリーで、つがる市出身の画家、山谷芳弘さんの作品30点が展示されています。題材となっているのは、高木恭造の方言詩集「まるめろ」です。「山谷芳弘展高木恭造方言詩集「まるめろ」の世界」は、青森市の五拾壹番館ギャラリーで7日まで開かれています。入場は無料です。【青森朝日放送】
高木恭造(たかぎ きょうぞう) 明治36年(1903)~昭和62年(1987)
【作家紹介】
青森市に生まれました。明治43年の青森市の大火の年に母をうしないます。旧制青森中学校を卒業後、大正10年、父が死去します。千葉医専を受験しますが不合格。翌年3月から4ヶ月ほど代用教員として津軽半島の北端、袰月尋常高等小学校で教鞭をとります。旧制弘前高等学校に入学、卒業後青森日報の記者になります。そこで福士幸次郎(ふくしこうじろう)に出会い、その薫陶を受けます。一時期、東京で出版社に勤めますが、昭和3年、満洲(現中国東北部)に渡りました。大連で発行されていた詩誌「亜」を知り、安西冬衛(あんざいふゆえ)の詩に憧れたのです。満洲医科大学に入学し、昭和8年に卒業。新京(現長春)にあった満鉄病院、本渓湖病院に眼科医として勤務する傍ら、同人誌「椎の木」「作文」に詩や小説を発表しました。その間に、方言詩『まるめろ』(昭和6)・詩集『鴉の裔』(昭和14)などを刊行。敗戦後、弘前市に引き上げてきました。眼科医院を開業し、一方では創作活動を持続して、標準語による現代詩、方言詩に大きな業績を残しました。詩ばかりではなく小説も手がけています。昭和62年10月23日、84歳の天寿を全うしまし
た。
米ァとれだし リンゴもなてけだし
これで も少とお天気ァ続いでければ
津軽の秋ァ 何ンとしてもいいジャ
見なが お岩木山ァニグラド笑てらネ
さあ もう一と踏張りでェー
白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり
【若山牧水 讃酒歌】
明治、大正から昭和にかけて国民歌人として親しまれた若山牧水は「幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく」日本国北から南へ、短歌を詠み揮毫しながらの旅に明け暮れたようです。"酒仙の歌人"とも称され、旅と自然とともに酒をこよなく愛した漂泊の歌人です。酒量たるや1日に1升以上を飲む大酒豪で「酒は心で噛みしめる味わいをもつ…」と酒を讃歌しておりました。人生の悲哀を酒と歌とで昇華しながらの旅は肝硬変により43歳で終わりました。
その痺れるくらいの繊細な感性に献杯いたします。
【若山牧水 讃酒歌】
明治、大正から昭和にかけて国民歌人として親しまれた若山牧水は「幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく」日本国北から南へ、短歌を詠み揮毫しながらの旅に明け暮れたようです。"酒仙の歌人"とも称され、旅と自然とともに酒をこよなく愛した漂泊の歌人です。酒量たるや1日に1升以上を飲む大酒豪で「酒は心で噛みしめる味わいをもつ…」と酒を讃歌しておりました。人生の悲哀を酒と歌とで昇華しながらの旅は肝硬変により43歳で終わりました。
その痺れるくらいの繊細な感性に献杯いたします。
我が青森県が2001年に制定。「いい(11)りんご(5)」の語呂合せ。
しかし、参りました。頭の中が熱燗地獄の余波でウニ状態です(>_<)
紅葉には誰が教へけむ酒の燗(松尾芭蕉)
青森市
11月 5日(土)
09時 13℃
12時 15℃
15時 16℃
18時 13℃
21時 12℃
【今日の名言】
「世の中に友情と欲情ほど良いものはない」(赤塚不二夫)
それでいいのだ!!!
Passion for the Best!