⬛️3密”避けて葬儀も簡素化 : 会葬者が減り、儀式省略も⬛️
2020.07.15
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、葬儀や法事など故人をしのぶ儀式のあり方にも変化が表れている。葬儀会場は、密閉・密集・密接のいわゆる「3密」が起こりやす空間のため、家族やごく親しい人のみの最小限での葬儀にしたり、儀式を大幅に簡素化する例も出ているようだ。
大正大学の地域構想研究所BSR推進センターが全国の寺院関係者を対象に5月に実施したウェブアンケート調査(有効回答517件)で、「葬儀の変化」として8割以上が「会葬者の人数が減った」、4割が「(通夜を省略する)一日葬など葬儀の簡素化」と回答。自由記述欄の書き込みには「火葬場への同行が4人までに制限された」「自治体が会葬者を10人以下にするよう通達している」など、感染拡大を阻止するため行政主導で葬儀の縮小が進んでいる例も挙げられた。