生きる

思い出を抱えて生きる

たまには『能』を!

2007-07-24 16:59:47 | Weblog
孤独の言葉を思い浮かべる時 能の『俊寛』が すぐに脳裏をよぎる。

俊寛やその他の人達が、鬼界島に島流しになっていた ある時 赦免状が届くのですが 自分の名だけがなかった。そして、皆が舟にのりこんで去っていくのですが 自分だけが取り残されていくせつなさ。「つれていってくれ つれていってくれよぅ~」とは言いませんが そう表現するのが 伝わってきて・・・、おもわず涙がでていました。

このとき まったく謡いなど わからず手さぐりでキャッチしたのです。それから 能にはまってしまいました。いいようのない孤独を考える時、まざまざと思い出す情景です。

この一年 余裕がなく心がかわいてきした。