秋の夕暮れ

駐車場から会社までの間、いごこちのいい場所でいつも居眠りをしている猫がいました。
「おへちゃ」
「にゃぁ～」
「ひげ」
「にゃぁ～」
必ず返事をするので　行き交う人は思い思いに名をつけてかわいがっていたようです。今年の夏は暑かったせいか　げっそりやせてきました。気が細くなってくるというのでしょうか　ふと　もたないかもしれないと思ってしまいました。
数日　みかけないなって思っていたところ
　今日　ある家の塀に　
　～いままでかわいがってくださってありがとうございました。人でいえば100歳。10月4日永眠しました。名はチャップリン～写真といっしょに風にひるがえっていました。夕方　カサブランカやすてきな花が一つ二つとお供えされていました。
「父にお供えした花より立派な花ですよ！」いっしょに歩いていた○○がつぶやいた　実は私も　今年のお彼岸の花をふっと脳裏に思い浮かべていた。
「チャップリンか・・・」
これから行き帰りが少し寂しくなります。