小さなパン屋さん 奥さんが幼子を背負って店番をしながらきりきり働いています。
夕方 たまにだんな様が白い粉まみれの慣れない手つきでレジを打つこともあります。とても無口なのですが 何かの話しで ぼそっと
「本は読まれますか?」
「はい とても好きです」
しばらく間をおいて
「山田詠美さんって作家知ってますか?」
「ええ・・?」
「実は田舎の同級生で生徒会で一緒に活動したことがあったんです」
「あらぁ~」
「まさか 作家になるなんて思いもしなかったですよ」
「再会なさったら あちらの方もあなたがパン屋さんになっているなんてって思うのじゃないですか?」
パンの種類は実に多い
よくもまあこんなに考え出すものだというほどです。
同級生か!
私の同級生がどうなったかはわからない。
ただ 同じ年なら製材所の社長さん達がたくさんいます。
あぁ 太るのを気にせず 思いっきりトーストを食べたい。
夕方 たまにだんな様が白い粉まみれの慣れない手つきでレジを打つこともあります。とても無口なのですが 何かの話しで ぼそっと
「本は読まれますか?」
「はい とても好きです」
しばらく間をおいて
「山田詠美さんって作家知ってますか?」
「ええ・・?」
「実は田舎の同級生で生徒会で一緒に活動したことがあったんです」
「あらぁ~」
「まさか 作家になるなんて思いもしなかったですよ」
「再会なさったら あちらの方もあなたがパン屋さんになっているなんてって思うのじゃないですか?」
パンの種類は実に多い
よくもまあこんなに考え出すものだというほどです。
同級生か!
私の同級生がどうなったかはわからない。
ただ 同じ年なら製材所の社長さん達がたくさんいます。
あぁ 太るのを気にせず 思いっきりトーストを食べたい。