うさんくさい話

「電気の検針方法が変わりましたのでご挨拶です」
「・・・・・・？」
「最近東京電力を語った悪質な業者がありますので領収書をお手元にに用意してください」
「・・・・・・？」
「明日午前中　電圧の測定に伺いますので必要となります」
「あの失礼ですがどちらさまですか？」
「東京電力からの依頼の保安係りです。とにかく領収書を見ていただけますか？」
「今ありません」
「そんなことないでしょ！」
「・・・・・・」
「自宅なんかにもきているでしょ？」
「・・・・・・」
「チラシが入っていたはずですけれど明日午前中に測定にいくんですよ！」
「申し訳ございません。ただいまひじょうにとりこんでおりますので　後にしていただけますか？」
「はぁ～何時？」（時間を30分おきに勝手に羅列してたたみかける）
「明日の午後以降までに領収書はみておきます。念のために東京電力に直接伺って見ます」
「だからこっちはその保安係りだっていってるの！」
「ではこちらからそちらに折り返しお電話いたします。電話番号をお願いいたします」
「なんだよ～」
どうもだんだん言葉づかいと語気が荒くなって　なんだか変？

電話がかかってきたとき頭を抱え込んでいた難問題があった。
　領収書をだしたり答えたりの時間が惜しかったのだけれど
とりあえず一段落したので東電に電話をして聞いてみました。
「お客様から依頼があれば伺ったりその用件で電話をすることはありますが電圧の測定などいたしません。最近そんな業者がいて　うっかり話しにのるとコンサルタント料とかいってお金を請求されることが多発しているそうです」
くわばらくわばら
忙しくなければ　きっとまんまとひっかかっていた。
領収書を出して問われるままに答えていただろう。
『東京電力を語った悪質な業者』
自分のことを言っていたんだ！
しかしねぇ　思うように事が運ばなかったら　お里がばれるような口調になるなんて
甘い！
中途半端なことしかできないなら　真面目に働け！って言いたいな。