婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

アース工事

2016-07-25 14:09:21 | Weblog

今夏は、猛暑だと聞いたので孫たちのためにクーラーを取り付けることにしました。
下見にいらっしゃった方が 配電盤を見ていて
「アースがないですね?」とつぶやかれた。
「えっ!?普通 あるんですか?古い家だからかしら?」
「そうかもしれませんね」
「クーラーを取り付けるついでにアース工事もしてください」
「はぁ~」
最近 親しい友が電子レンジの漏電でビリビリビリとしびれるまれな体験をしたばかりだった。
それは、大騒ぎだった。
まず 東京電力に電話をしたり(これは断られたらしい)
家電販売店だったり けっきょく新しいのを買うのでと そのついでに見てもらったらしい。
「うちは、古いからアースがないんだって」
「なにそれ?漏電遮断機じゃだめなの?」
「よくわからないけれど 土になんか埋めるんだってよ」
「ふぅ~ん それで工事するわけ?」
「そのうちね。すごくお金がかかるんだって」
友も私も 配電盤にアースを取り付けるのかと思っていた。
1ヶ月ほどして クーラー取り付け工事の日程が突然決まった。
たまたま いらっしゃっていたコンピューターの先生にその話をすると
「ふーーん 必要かねぇ?配電盤に?」
とても話がかみ合わなかった。
クーラー取り付け当日、ひたすら土を掘り起こしている人がいた。
穴掘りって なんかわくわくする。
「配電盤はこちらですから」
「?」
「あの~アース工事をするんですよね?」
「はい」
「家の中の配電盤までどのように配線するんですか?」
「えっクーラーですよ」
「なぜ?クーラーなんて意味がないでしょ」
「?」
頭の中がパチパチして 突然 全ての話が繋がった。
「ははは 配電盤なわけがないよね」

工事は、7時間近くに及んだ。

「アースを5本 しっかり埋め込みましたから」
ほこらしげにおっしゃっていた。
「私も穴に入りたかった」
「?」
その後 コンピューターなどで検索して ほぼ概要はみえたが
思い出しては笑っています。

  木製パレット屋のつぶやき