婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

シールタイプの切手

2016-08-17 16:22:24 | Weblog

高校生のとき いろんな本を読みふけって・・・そのあげく
自立だ!
そうだ働くのだ!と廊下を歩いていたら 募集に訪れた東京の金融機関の理事長にばったりおめにかかる。
何かの縁かもしれないと安易に就職することにしました。
本当は、勉強するのが嫌だったのかもしれない。
帰宅して両親にその旨つげると 少し驚いていた。
父は、お前はそろばんとかできないが これからは計算機の時代だって自分に言い聞かせるように言っていた。
私は、どんな仕事をするのか まったく考えが及ばなかった。
確かに算盤は、必要だった。
できないのは、私ぐらいだったかもしれない。
私の右横には、大きな計算機が置かれた。
教育係についた先輩の女性は、切手の貼り方(ただ貼ればいいのではなく 大量に早く貼り付けるのだ)から懇切丁寧に教えてくださいました。
私の一番好きなしごとは、郵便局へのお使いだった。
晴れあがった空をながめながら こんなに天気のいい日に室内にばかりいる仕事なんて息がつまるようだと けしからんことを思っていた。
切手も水につけなくても テープのようにぺたっと貼れるものがあればいいのになんて思っていた。
最近 シールタイプの切手がたくさん出てきた。

しかし 大量に早く貼るのには、昔 教えていただいたほうが勝る。
(スタンプは、美しくないので問題外)
仕事に飽きてくると大きな声じゃ言えないが 今も郵便局に出かける。

変わらない自分が情けない。


  木製パレット屋のつぶやき